7/25(木)レポート 発達心理学のプロが解明!自分を変えることを妨げる最大の障壁とは?-ブッダと心理学に学ぶ、自己変革を実現させる“免疫マップ”1

勉強会主催の南です。

今回の勉強会には、初めての方4名を含む、7名の方にご参加いただきました!

平日の勉強会でしたが、初めての方にも多くご参加いただき、嬉しく思います。

今回のテーマの「免疫マップ」に関心を持って来られた方が多かったです。

免疫マップを練り上げることで、変わりたいと望んでいるのに、どうして変わることができないのか、そのメカニズムがわかるようになります(詳しくは今後のレポートで徐々にご紹介していきます)。

はじめは、なかなか記入するのが難しいのですが、みなさん少しずつ慣れてきて、他の参加者の方とのシェアタイムを通して新たな気づきも得ていただいたように思います。
自己変革の一助になれば幸いです。

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発達心理学のスペシャリストが世に送った『なぜ人と組織は変われないのか』

今回の勉強会のテーマは
ブッダと心理学から学ぶ「自己変革を実現させる“免疫マップ” 」
についてでした。

このテーマの勉強会では、『なぜ人と組織は変われないのか―― ハーバード流 自己変革の理論と実践』という本の内容をメインでお話ししています。

なぜ人と組織は変われないのか ― ハーバード流 自己変革の理論と実践

この本には、ハーバード大学 教育学大学院 教授であるロバート・キーガン氏により、自己変革へのアプローチが紹介されています。

キーガン教授は、発達心理学のスペシャリストであり、30年間以上、“成人の成長”に関する研究を続けられています。

成長といえば、「それは成人するまでのこと」と、一般的には考えられていますね。
しかしキーガン教授は研究によって、成人以降も人は成長できるのであり、複雑な問題の解決には成人での成長が欠かせないと言われているのです。

いくつになっても、人は変わることができるのですね。

命に関わる問題であっても、人は簡単に変革できない

変わることへのニーズは、年々高まっているように感じます。

「自分を変えて、ダメな自分を捨てたい」
「自分のイヤな性格を直したい」
「もっと自己成長したい」

このような思いを持たれている方は多いのではないでしょうか。

しかし残念なことに、実際に自分の望むとおりに自己変革を実現させている人は非常に少ないのです。

キーガン教授は、ある研究結果を引用し、自分を変えることの難しさを語られています。

その研究とは、生活習慣に問題のある人が

食生活を改めたり、もっと運動したり、喫煙をやめなければ心臓病で死にますよ。

と専門医から警告をされたとき、実際に医師の言うとおりに生活習慣を変えられる人の割合はどれくらいか、というものです。

自分を変えられる人は、100人中何人くらいだと思いますか?

答えは、

100人中で約15人、7人に1人の割合だったのです。

緊急性のないダイエットや禁煙なら、あきらめる人の割合は多いことにはまだ納得できます。

禁煙に関していえば、禁煙をしたいと思っている人の2/3は、結局は何もやらないこと。
さらに実際に禁煙に取り組んだ残りの1/3の人のうち、10人に1人しか、禁煙に成功していないことが研究でわかっています。

つまり、禁煙したいと思っている人の約3%しか、喫煙の習慣を改めることができないのですね。この研究からも、いかに習慣を変えることが難しいかわかります。

ただ禁煙は、その人にとって緊急といえるほどの問題ではないと思うので、喫煙をやめられない人が多いのはまだ納得できます。

ところが先の医師の宣告に関する研究でわかった、命に関わる問題でありながら解決できた人は15%しかいなかったというのは衝撃的ですね。

では、医師の言うことを聞かず、生活習慣を改めなかった残りの85%の人は、長生きしたいと思っていなかったのでしょうか?
決してそんなことはないはずですね。

長く生きたいと強く望んでいたのですが、望みどおりの変革を実行できなかったのです。

変わることを妨げる最大の障壁とは?

変革をしなければ大変な問題を引き起こすことがわかっていて、さらに変革を心から望んでいるのに、人が変われないのはなぜなのでしょうか?

それについてキーガン教授は、“人が変わることを妨げる最大の障壁”が十分に理解されていないから、と指摘をされています。

人が変わるためには、変わることの障壁は何かを正しく理解し、その正しい乗り越え方を知る必要がある、しかし、そもそもその障壁が何かも理解されていないのですね。

キーガン教授は、30年間の研究で

どうして人は本当に望んでいる変革を実現できないのか

について研究を重ねられ、そのメカニズムを明らかにされました。

変革を阻むものの正体。それは「免疫機能」です。

変革を阻む免疫機能」によって、人は変わることを心から望んでいるにもかかわらず、変革を実現できないとわかりました。

「変革をはばむ免疫機能」とは具体的にどんなものなのか?
また、その免疫機能を克服し、自分を変えるにはどのようにすればいいのか?

それについて今後、続きのレポートでご紹介していきます。

 

次回は、ハーバード大学ケネディ・スクールの教授 ロナルド・ハイフェッツ氏が教える「人間が直面する課題に2つある」ことを通して、この免疫機能をより深く理解していただきたいと思います。

まとめ

  • ハーバード教育学大学院のロバート・キーガン教授は、30年間以上、成人の成長に関する研究を続けられ、成人以降も人は成長できる、複雑な問題の解決には成長が欠かせない、といわれています
  • 自分を変えることへのニーズは高まっているものの、自己変革を実現させている人は非常に少ないです。医師から喫煙をやめなければ心臓病で死ぬと告げられても、やめられた人は7人中1人(約15%)の割合しかいなかったことがわかっています
  • 変革を心から望んでいるのに、変われない理由について、キーガン教授は「人が変わることを妨げる“最大の障壁”が十分に理解されていないから」と指摘されています。その変革を阻むものの正体が「免疫機能」なのです

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コンテンツレポート
この記事を書いた人
南 雄一郎

2011年 金沢大学工学部 卒業

大学では機械工学を専攻するなか、悩み解消のヒントや生きる指針を教える仏教に強い関心を持ち、仏教講演会に多数参加しました。

また大学卒業後は仏教と親和性のある心理学にも興味を持ち、独学で学びました。

現在は東京都内でライターをしながら、対人関係の悩みを解消し、自立した生き方の実現を目的とした 仏教×心理学のワークショップを開催しています。

自主開催のワークショップは累計500回以上。

2018年 新潟県キャリアセンター様主催 キャリアコンサルタント フォローアップセミナーにて講師をつとめました。

NPC法人HMC協会 認定心理カウンセラー(セルフ資格) 。

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