勉強会主催の南です。
今回のワークショップには、初めての方お2人を含む、10名の方にご参加いただきました。
平日にもかかわらず多くの方に来ていただき、とても嬉しく思います(^^)
今回メインでお話しした『嫌われる勇気』を読んで良かったと感じたけれど、1回読んだだけだったので内容を忘れてしまった、もう1度思い出したい、と思って参加された方がいました。
まさに『嫌われる勇気』は読んだものの日常でどう活かせばいいかわからない、そもそも内容を忘れてしまった、という方に特にご参加いただければと思っていたので、喜びも大きかったです(もちろん名前だけ知っている、という方も大歓迎です)。
せっかく読んだけれど内容を忘れてしまって日常に変化がない、というのではもったいないので、日常に落とし込めるところまでご一緒に理解を深めていければと思います。
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『嫌われる勇気』がベストセラーになる一方で…
今回のテーマは
ブッダとアドラー心理学に学ぶ「“嫌われる勇気”を発揮する方法」
についてでした。
『嫌われる勇気』といえば、アドラー心理学の存在を世に多く知らしめ、アドラーブームの火付け役となった本ですね。
発売から4年以上がたった今でも書店に並べられているなど、売れ続けています。
それほど多くの人に読まれている一方で、そのタイトルである「嫌われる勇気」を得るには具体的にどうすればいいのかわからない、日常生活への生かし方がよくわからない、という声も耳にします。
そこで、そのための方法を少しずつご紹介していきます。
「内面志向」と「他人志向」とは?
「“嫌われる勇気”を発揮する方法」を知るうえで、まずご紹介したい言葉が、
「内面志向」と「他人志向」
です。
アメリカの心理学者であるフリーダ・フロム=ライヒマンがこの言葉を使い始めたといわれています(ちなみにライヒマンの元・夫が、『嫌われる勇気』の続編『幸せになる勇気』でもその言葉が引用されているエーリッヒ・フロムです)。
まず「他人志向」とは、他人に心が向いているということで、他人のことばかりを気にしてしまう人々のことです。
ライヒマンは、ほとんどの人がこの他人志向である、と指摘しています。
実際に、他人からどう見られているのかを気にしている人は多いのではないでしょうか?
「人から嫌われないようにしよう。そのために空気を読まない発言はやめよう」と心がけたり、
「Facebookの友達の数が減っている…」とショックを受け、ずっと落ち込んだりしてしまうこともあるでしょう。
それだけ他人からどう見られているかを気にしている、ということですね。
若い世代が他人の評価に過敏な理由
特に若い世代の人たちは他人の評価に過敏であるといわれます。
その大きな理由が、SNSの普及です。SNSが広く普及したことで、それだけ周りから見られる機会が増え、過敏になっているといわれています。
いつでもどこでも連絡か取れるようになったのは便利なことでもありますが、時間を選ばすメッセージが送れる、受け取るようになったことで、家に帰っても心休まる時間がなくなってしまった、という方もいるほどです。
だからこそ、
もう他人の評価に悩まされたくない!
“嫌われる勇気”を発揮して生きていきたい、
というニーズが高まり、まさにそれに応えてくれるであろう『嫌われる勇気』に多くの人が注目し、手に取られ、読まれたのだと思います。
ではその嫌われる勇気をいかに発揮できるか、得られるのかについて、以下の3ステップでご紹介していきます。
- 他人の評価を気にしてしまう理由を知る
- 他人の評価のために生きる問題点を知る
- 勇気を持つ具体的な方法を知る
次回は、1つ目のステップである「他人の評価を気にしてしまう理由を知る」を詳しくお話ししていきます。
まとめ
- 「“嫌われる勇気”を発揮する方法」を知るために、まず紹介したい言葉が「内面志向」と「他人志向」です(心理学者のライヒマンが提唱)。他人志向とは、他人に心が向き、他者の評価ばかりを気にしてしまう人のことです。ライヒマンはほとんどの人が他人志向であると語っています
- 現代ではSNSが普及し、人から見られる機会、人との比較にさらされることが多くなり、他者の評価に過敏なる人が増えていると考えられます。ゆえに「他人の評価に悩まされたくない。嫌われることを恐れない勇気がほしい」というニーズもまた、高まっているといえるでしょう
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