勉強会主催の ゆう です。
今回の勉強会には初めての方お1人を含む、4名の方にご参加いただきました!
向上心のある方ばかりで、雰囲気が良く、とても関心をもって聞いてくださり、嬉しく思います^^
参加者の方には、ワークショップでお話ししたことをすでに習慣化されていて、良い方向へ進んでいる実感を持たれている方もおられ、私自身も大きな刺激を受けました。
初めて来られた方からは、
「たとえや笑いなどテンポ良く織り込まれており、とてもわかりやすく、染み込んでくるような講義でした」
というご感想をいただき、とても励みになり、ありがたく思います。
日常を素晴らしい日々とすることに少しでも貢献できますよう、今後も続けて開催していきたいと思います。
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アドラー心理学で使われる「ライフスタイル」、その正しい意味とは?
今回のテーマは、
アドラー心理学に学ぶ「ライフスタイル診断と、自己受容の方法」
についてでした。
アドラー心理学の代名詞ともいわれているのがベストセラー『嫌われる勇気』ですね。
私もこの本をきっかけとして、アドラー心理学を深く学ぶようになりました。
アドラー心理学には、私たちが普段も使用している言葉ながら、異なった意味で教えられている言葉がいくつかあります。
その1つが「ライフスタイル」です。
ライフスタイルと聞くと、一般には「生活様式」という意味で使われています(どんな仕事に就いているのか、家族は何人か、休日はどう過ごしているか、など)。
しかしアドラー心理学では異なった意味として使われています。
それは「認知行動パターン」という意味です。出来事をどのように見て、どう反応し、どう行動するか、ということですね。
同じものを見たとして、どう感じて、どう行動するかは人によって違いますよね。
たとえば、ワークショップを開催している中目黒では、先週まで目黒川沿いの桜が咲いていて、たくさんの人が花見に来られていました(駅前は何人もの警備員さんが配置され、交通整理がされるほどの人の多さです)。
そんなたくさんの人を見たら、どう感じるでしょうか?
多くの方は「こんなに人がいて、いやだなあ」と気持ちになるのではと思います。
しかし中には、たくさんの人を見て気持ちが高揚し、楽しい気分になる方もいるでしょう。
このように、同じような出来事を見ても、その受け取り方は異なっている、それは一人ひとりのライフスタイル(認知行動パターン)が異なっているから、ということですね。
性格は変わらないもの?いえ、選び直せるのです
ライフスタイルは、広く使われている言葉では「性格」のことといえるでしょう。
しかしなぜ性格という言葉を使わず、ライフスタイルという言葉が使われているのでしょうか。
性格という言葉は「固定的なもの、変わらないもの」というイメージが強いです。
多くの方は性格を、先天的なもの、生まれもったものであり、簡単には変えられないものと思っているでしょう。
しかしアドラー心理学では、ライフスタイル(=性格)は自らが選び取ったものであり、手放すこと、選び直すことができる、と教えられているのです。
ゆえに、不変のものという誤解を避けるため、固定的な意味合いの強い性格という言葉ではなく、ライフスタイルという言葉が使われているのですね。
うまくいかないことがあると、「自分はこんな性格なので…」と言いたくなり、元々の性格のせいにしてしまいたくなることがあると思います。
しかし本当は性格は自らが選び取ったがゆえに選び直すことも可能なのです。
それでもなお性格を変えられないものと見るのならば、責任逃れや言い訳をしていると周りから見られてしまうのではないでしょうか。
そうならないためにも、自分の認知行動パターンと、それを良い方向へ変えられるための方法をぜひ知っていただきたいと思います。
代表的な6つのライフスタイル
アドラー心理学では、以下の代表的な6つのライフスタイルが教えられています。
- 欲張りタイプ(ゲッター)-他者は自分に奉仕して当然
- 赤ん坊タイプ(ベイビー)-他者からの保護がほしい
- 人間機関車タイプ(ドライバー)-私は優越でなければならない
- 自己抑制タイプ(コントローラー)-私は失敗してはならない、私は感情的にとりみだしてはいけない
- 犠牲者(ヴィクティム)-私は無実の犠牲者だ
- 興奮探し(エキサイトメント・シーカー)-私は興奮しているときだけOKだ
それぞれのタイプにはどのような特徴があるのでしょうか。
次回、詳しくご紹介していきます。
まとめ
- アドラー心理学で「ライフスタイル」とは、「認知行動パターン(物事をどのように見て、どう考えて、どう行動するか)」であり、一人ひとり独自のライフスタイルを持っていると教えられています
- ライフスタイル(=性格)は自らが選び取ったものであり、そのため手放すことも、選び直すこともできるといわれています。性格を変えられないと見るのは、実は責任逃れや言い訳をしていることになるのです
- 自分の現状のライフスタイルの傾向がつかみやすいよう、ライフスタイルは6つに分けて教えられています
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