5/30(木)レポート マインドセットを変えれば現実も変わる?潜在能力を引き出す“心のレバレッジ化”-ブッダとポジティブ心理学から学ぶ「幸福優位 7つの法則」6

勉強会主催の みなみ です。

今回の勉強会には初めての方3名を含む、7名の方にご参加いただきました!

2日前の勉強会に続いてご参加になった方もおられ、嬉しく思います^^

今日の勉強会のメインテーマである「ポジティブ心理学」とは何かが気になって参加された方が多かったです。

記事の内容を動画でもご紹介しています

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ネガティブ=悪ではない?「ポジティブ心理学」の誤解と、正しい認識

ポジティブ心理学は心理学の新しい分野で、注目を集めつつあります。
耳にされる方も増えていると思いますが、その認識は正しいものではないことも多いようです。

認識の誤りとは、ポジティブ心理学を聞くと、ポジティブな考え方・ポジティブな感情こそ大切で、「あらゆるストレス、ネガティブな考え方、ネガティブな感情は排除しなければならない」というイメージを持たれている、ということです。

ポジティブな感情はネガティブな感情より高いほうがいいのですが、ネガティブな感情がまったくの悪であり、不必要かというと、決してそうではないのです
高過ぎるリスクを避け、現実を正しく見るのに、悲観主義は役に立ちます。

ただ、悲観主義がどんなことに対しても前面に出てしまうと、不健全な感情や受動的な反応につながってしまいます。

ゆえに感情のバランスを取ることが、適切に行動していくために必要です。

考え方を柔軟にし、ポジティブ感情を高めて過剰なネガティブ感情をなくし、感情のバランスを整えることで、より生産的でクリエイティブな行動ができるようになるのであり、その実現を目的としているのがポジティブ心理学なのですね。

ポジティブ心理学とは? ネガティブ感情を排除するのはなく、 感情のバランスを整える

ポジティブ心理学研究でわかった、成功と幸福に関する新事実

今回の勉強会では、

ポジティブ心理学に関する本のなかでもベストセラーとなっている『幸福優位 7つの法則』の内容について、仏教の観点を踏まえてお話ししました。

幸福優位7つの法則 仕事も人生も充実させるハーバード式最新成功理論

『幸福優位 7つの法則』は、ハーバード大学でポジティブ心理学を研究し、その講師もつとめるショーン・エイカー氏によって書かれたものです。

タイトルにある「幸福優位ハピネス・アドバンテージ)」とは、エイカー氏のポジティブ心理学研究によって明らかにあった、「成功」と「幸福」の関係についての新事実です。

これまでは、「成功して初めて幸福が訪れる」のであり、成功するためには懸命に働かねばならない、と信じられてきました(現在も、このような考え方を信奉している方は多いでしょう)。

ところが実は、これは誤った信条であり、
それとは反対に、幸福感を覚えてこそ、生産性も上がり、やる気も高まり、結果的にものごとがうまくいくこと、つまり「幸福であるからこそ成功が訪れる」ことが事実であると、エイカー氏は発見したのです。

幸福であることの恩恵を十分に受けることで、それが成功へつながる。これが「幸福優位性」です。

幸福優位性(ハピネス・アドバンテージ)とは? 幸せが中心にあって、 成功はその周りを回っているのである。

先の成功ばかりを追求するあまり、ポジティブな感情を無視していては、成功に到達する前に精神や感情の健康が損なわれて、成功や達成のチャンスが失われてしまうのですね。

そのような状況に陥らないよう、エイカー氏は、幸福優位性を最大限発揮するための法則を7つにまとめ、組織や個人でのその法則の生かし方を紹介されています。

今回から、2番目の法則「心のレバレッジ化」についてお話ししていきます。

「心のレバレッジ化」とは?マインドセットを変えれば現実も変わる

第2の法則である「心のレバレッジ化」の“レバレッジ”とは、なんのことでしょうか?

レバレッジとは「てこ(=lever)の作用」のことです。

重さの異なる不釣り合いのものでも、てこを利用し、支点をずらすことで、均衡を保つことができますね。

心のレバレッジ化-てこの作用1

心のレバレッジ化-てこの作用2

古代ギリシャの科学者・数学者であるアルキメデスは

十分な長さのてこと、それを置くことのできる支点があれば、私は地球を動かして見せる

と語っています。

そんなことが果たしてできるのかとも思いますが、てこを長くして支点をずらすことで、てこの作用をどこまでも高められることを使えば、できないことではないのですね。

なぜてこの話が出てきたかというと、人の脳のメカニズムをわかりやすく知っていただくためです。
エイカー氏は、人の脳もてこの原理と同じように働く、と言われています。

てこの支点は、私たちのマインドセット(=物事の見方や考え方)、てこの長さが、潜在能力・可能性にあたります。

支点を動かす、つまりマインドセットをポジティブに変えることで、現実を変えるより大きな力(=レバレッジ)が生み出されるのです。

これとは反対に、支点が逆に動き、ネガティブな心が優位に立てば、物事を成し遂げられる可能性を秘めていても、その潜在能力が発揮されることなく、地面から浮き上がることはないのですね。

支点を動かせば、マインドセットをポジティブなものに変えれば、現実(の認識)が変わり、レバレッジが高まる(幸福感が上がり、能力が発揮され、ゆえに生産性も高まる)のです。

マインドセットを変え、現実の認識をポジティブなものにすることで、幸福感が得られて、潜在能力が引き出され、現実にもポジティブな変化が生じる。
これが「心のレバレッジ化」ということですね。

 

客観的な事実は何も変わっていないのに、単にマインドセットを変えただけで、見方を変えただけで、本当に幸福感が高まったり、生産性が高まったりするのか、そんな素晴らしい効果が得られるのかと疑問に思われる方もいるでしょう。

そこで次回は、見方を変え、現実への認識を変えたことで、実際に驚くべき身体的変化が生じた実験をご紹介します。

まとめ

  • 心理学の比較的新しい分野が「ポジティブ心理学」です。ポジティブ心理学では、ポジティブ感情を高め、過剰なネガティブ感情はなくして感情のバランスをとり、より力を発揮しやすい状態をつくることが目指されています(ネガティブ感情=悪・排除すべき、ということではありません)
  • ポジティブ心理学の研究で明らかになったのが「幸福優位性(ハピネス・アドバンテージ)」です。成功してはじめて幸福になれる、というのは誤った信条であること、幸福感を覚えてこそ意欲が高まって生産性が上がり、結果的にものごとがうまくいくことが発見されました
  • てこを長くして支点をずらせば てこの作用を上げられるように、物事の見方・考え方(=マインドセット)をポジティブにすることで、幸福感が高まり、現実を変える力(=レバレッジ)が生み出されると教えられています(これが、幸福優位性の恩恵を得る方法の1つ、心のレバレッジ化です)

続きの記事はこちら

マインドセットを変えれば若返る?画期的な実験でわかった「心の状態が現実を変える」-ブッダとポジティブ心理学から学ぶ「幸福優位 7つの法則」7
勉強会主催の みなみ です。 『幸福優位 7つの法則』を通して、心理学の新しい分野である「ポジティブ心理学」とは何か、 ポジティブ感情を高めて幸福になる...

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コンテンツレポートブッダとポジティブ心理学
この記事を書いた人
南 雄一郎

2011年 金沢大学工学部 卒業

大学では機械工学を専攻するなか、悩み解消のヒントや生きる指針を教える仏教に強い関心を持ち、仏教講演会に多数参加しました。

また大学卒業後は仏教と親和性のある心理学にも興味を持ち、独学で学びました。

現在は東京都内でライターをしながら、対人関係の悩みを解消し、自立した生き方の実現を目的とした 仏教×心理学のワークショップを開催しています。

自主開催のワークショップは累計500回以上。

2018年 新潟県キャリアセンター様主催 キャリアコンサルタント フォローアップセミナーにて講師をつとめました。

NPC法人HMC協会 認定心理カウンセラー(セルフ資格) 。

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