“2通りの支援”から知る 習得型マインドセットの特長-ブッダと社会心理学に学ぶ 目標達成の効果的なアプローチ法3

ワークショップ主催の みなみ です。

このブログでは、ワークショップの内容を少しずつご紹介しています。

今回は、ベストセラー『やってのける』(ハイディ・グラント・ハルバーソン コロンビア大学心理学博士 著)を通して、目標達成のためのアプローチ方法についてです。

やってのける~意志力を使わずに自分を動かす~

記事の内容を動画でもご紹介しています

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あなたは証明型?習得型?目標に関する2つのマインドセット

いかに挫折をせずに目標を達成することができるのか?

目標を立てたものの、あきらめてしまった経験が多い方にとっては、特にそのアプローチは気になりますね。

目標を達成したいと思ったときに、考慮すべき3つの要素があるといわれています。

それが

  1. マインドセット
  2. 行動計画
  3. 環境

です。

1つ目のマインドセットは、目標に対してどのような考えを持っているか、ということですね。

それには大きく分けて「証明型」と「習得型」の2つがあることをお話ししてきました。

そして前回は「習得型」のマインドセットの長所をご紹介しました。

前回の記事はこちら

2/18(日)レポート 落ち込みにくく目標が達成しやすい“習得型”のマインドセット-社会心理学に学ぶ 目標達成の効果的なアプローチ法2
勉強会主催の みなみ です。 2/18(日)の勉強会には初めての方5名を含む、11名の方にご参加いただきました^^ 初めての方にも多くご参加くださり...

習得型の人は、「自己成長=自尊心(自分の価値)」と考えているので、たとえ目標を達成できなかったとしても、それを通して自己成長に意義を見出すので、やたらと落ち込んだり、すべてを投げ出してしまったりするようなことはしません。

難しい局面に直面しても落ち込みにくく、モチベーションが維持されやすいのですね。

そして、結果だけでなく過程も重視し、楽しみを得ることもできるのです。

今回は、「習得型」のマインドセットの3つ目の特長を見ていきます。

習得型の特長③「人の力を借りることの価値を知っている」

習得型のマインドセットの特長は、上記の2つに加え、もう2つあります。

その1つが、「人の力を借りることの価値を知っている」ことです。

ここで、私達が人を支援したり、あるいは支援を求めたりする支援には2通りあることを知っていただきたいと思います。

それは以下の2つです。

  1. 便宜的な支援
  2. 自律的な支援

①便宜的な支援

自分ではやろうせずに、代わりにやってもらうことです。

「これは自分でやるのはめんどくさそうだから、代わりにやっておいて」と支援を求めることですね。

②自律的な支援

以降は自分でその問題に対処することを前提に、助けを求めることです。

やってみせてもらうことで学習し、次回以降は自分でやろうとします。それがそのまま自己成長になるのですね。

例えていえば、便宜的な支援は「魚をもらうこと」にあたり、自律的な支援は「魚の釣り方を教えてもらうこと」にあたります。

魚をもらうだけではいつまでも人に頼り続けてしまいます。
反対に「魚の釣り方を教えてもらう」場合は、釣り方を身につけて、やがては自立していけます。

習得型の人の特長は、「自律的な支援」を求めることです。ゆえに自立しやすく、目標達成にも粘り強く向かえます。

習得型とは逆に、証明型の人は、助けを求めることを「自らの能力のなさを周りに示すこと」だと見なしまうため、求める支援は「便宜的」な傾向にあるといわれています
これでは成長を望めず、人に依存することになってしまうのですね。

これが習得型の3つ目の特長でした。

次回は習得型の特長の4つ目「幸福感が得やすい」についてお話ししていきます。

まとめ

  • 目標に対するマインドセットには主に「証明型」「習得型」の2つがあります。習得型の人は「自己成長=自分の価値」と考えているため、目標達成が難しい状況でも落ち込みにくく、モチベーションが維持され、長期的な目標も達成しやすいのです
  • 習得型の人は「便宜的な支援(代わりにすべてをやってもらう)」ではなく、「自律的な支援(今回はやってみせてもらい、次回以降は自分でやろうとする)」を求めるので、自立しやすく、目標達成にも粘り強く向かえます

続きの記事はこちら

“人間の基本的な欲求”からわかる習得型の特長-ブッダと社会心理学に学ぶ 目標達成の効果的なアプローチ法4
ワークショップ主催の みなみ です。 ベストセラー『やってのける』(ハイディ・グラント・ハルバーソン コロンビア大学心理学博士 著)を参考にさせていただき...

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コンテンツブッダと社会心理学
この記事を書いた人
南 雄一郎

2011年 金沢大学工学部 卒業

大学では機械工学を専攻するなか、悩み解消のヒントや生きる指針を教える仏教に強い関心を持ち、仏教講演会に多数参加しました。

また大学卒業後は仏教と親和性のある心理学にも興味を持ち、独学で学びました。

現在は東京都内でライターをしながら、対人関係の悩みを解消し、自立した生き方の実現を目的とした 仏教×心理学のワークショップを開催しています。

自主開催のワークショップは累計500回以上。

2018年 新潟県キャリアセンター様主催 キャリアコンサルタント フォローアップセミナーにて講師をつとめました。

NPC法人HMC協会 認定心理カウンセラー(セルフ資格) 。

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