11/3(日)レポート 自分の課題に踏み込ませない!自己尊重の3つのポイント-アドラー心理学に学ぶ 対人関係を激変させる“課題の分離”6

勉強会主催の みなみ です。

今回のワークショップには、初めての方2名を含む、9名の方にご参加いただきました。

多くの方がご参加くださり、嬉しく思います^^

初めて参加される方がおられるのも嬉しいのですが、

「前回、多くのヒントをもらえてよかったので、また参加しました」

と言われ、リピートされる方がおられるのも、少しでもお役に立てたと実感ができるので、非常に嬉しいです。

また参加したいと思われるような話の構成、中身の充実、雰囲気づくりに努めていきたいと思います。

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対人関係のトラブルを防ぎ、良好なものにする「課題の分離」

今回の勉強会のテーマは
アドラー心理学に学ぶ「対人関係を激変させる“課題の分離”」

についてでした。

アドラー心理学では「共同体感覚」や「劣等コンプレックス」など、特有の言葉が多く使用されています。そのなかでも特に印象に残るのが「課題の分離」ではないでしょうか?

“対人関係を激変させる”といわれるほど、これまでの対人関係のあり方をガラッと変える考えですね。

課題の分離とは、対人関係において、自分の課題と相手の課題とを切り離すことです。

課題とは何かというと、

あることの最終的な結末が誰にふりかかるのか
あることの最終的な責任を誰が引き受けなければならないか

を指します。

わかりやすい例が、親が、子供が勉強しないことに悩んでいるケースです。

この場合、勉強するかしないかというのは子供の課題ですね。勉強するかしないかを決定するのは子供であり、また、勉強しないことによる報いを最終的に受けるのは子供だからです。

では親の課題は何かというと、子供が勉強しないことにどう対応するか、ということです。

親の課題 子供の課題
勉強しないことにどう対応するか 勉強するか、しないか

この際に守るべきルールが、相手の課題に介入しないこと、相手の課題に土足で踏み込まないことです。

課題への介入とは、相手に選択権があるのに、相手の気持ちを汲み取らずに無理矢理それをやらせようとしたり、やらないことを批判したりすることですね。

先のケースでいえば、親が子供に一方的に「勉強しなさい」と命じたり、「どうして勉強やらないの?」と批判したり、「何度言っても、わからないのね」とレッテルを貼ったりすることが当たります。

子供の立場からすると、自分の考えも聞かずに一方的に言われて、勉強へのやる気が出るかというと、おそらくその反対ですね。
やる気が削がれてしまいますね。「いま、やろうと思っていたのに!」と言うのがオチでしょう苦笑

そのような介入を続ければ、相手との関係はどんどん悪化していきますね。

相手の課題に介入しないことで、対人関係のトラブルを防ぐことになるのです。

介入するのではなく、相手の事情を知って共感する、自分の必要としていることや気持ちを伝えることで、相手の関係や状況を良い方向に進めることが可能になります

介入せずに、相手との関係を良くしていく具体的な方法はこちら(Iメッセージについて)

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今回は、自分の課題に踏み込ませないための方法-自己尊重についてお話ししていきます。

自分の課題に踏み込ませない!自己尊重の3つのポイント

対人関係においては、他者の課題に介入しないようにするのと同時に、自分の課題に土足で踏み込まれないようにするのも大切です。

自分の課題に介入させないためには、自分を大切に扱ってもらうよう主張する必要があります。この、自分を大切に扱ってもらうことは「自己尊重」といわれます。

自己尊重を伝え、周囲に意識してもらえてこそ、建設的な関係になれるのですね。

もし自己尊重を伝えなければ、周囲にとって自分は「このひとになら何を頼んでもいい」と思われ、都合のいい人になってしまいます。

嫌なことは嫌と言わなければ、平気でゴミを投げ入れられるような存在になってしまいます。すると、自分はダメな存在だと思い、ますます自己主張できないという悪循環に陥ってしまいますね。

そんな悪循環にハマることなく、自己尊重を伝えるにはどうすればいいのか? その3つのポイントをご紹介します。

①相手にしてほしい(してほしくない)ことを具体的に声に出して要望する

何をしてほしいのか、あるいは何をしてほしくないのかを、具体的に言わなければ相手には伝わらず、自己尊重につながりません。

まず、明確に「~をしてほしいです(~はしてほしくないです)」と要望しましょう。

その際に、一方的に要求するのではなく、なぜそれを要求するのかという理由、自分の気持ちを伝えることが大切です

「~をされると、自分が軽く扱われていると感じるので、つらいです。だから~をやめていただきたいのですが」

という伝え方をすれば、相手の共感を得やすいでしょう。

②相手からの要望に対して「YES」と「NO」の基準を決めて決断する

相手の言うことに対して、何でも「YES」と言っていると、「この人には何を言ってもいいな」と思われ、軽く扱われるようになり、課題に土足で踏み込まれるようになってしまいますね。

そこで、「こういうことにはYESと言うけれど、これには必ずNOと言おう」という基準を決め、それに基づいて決断するようにしてみましょう。

③聞きたくないことを言う人と距離を置く

してほしくないことを伝え、基準に従ってNOと言っていても、それでもしつこく課題に土足で踏み込んでくる人もいますね。

NOと言うことに対して、「自分勝手だ」と批判までしてくる人もいるかもしれません。

そのような人とは、可能な限り距離を置くことで、自己評価を下げるのを防ぐことができます。

さすがにこの人とは難しいと感じたなら、離れることも大切な選択肢となります。

 

3つのポイントが、自己尊重の実現の一助になればと思います。

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この記事を書いた人
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