勉強会主催の みなみ です。
『運のいい人の法則』を通して、偶然ではない、運のいい人に共通する法則、幸運を実現する仕組みについてご紹介しています。
今回はその18回目です。
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運のいい人が抱いている期待の力
『運のいい人の法則』は、ハートフォードシャー大学の心理学教授 リチャード・ワイズマン博士によって書かれた、「運の科学的研究」に関する本です。
ワイズマン博士は、運のいい人は本人も気づかないうちに法則に従って幸運を作り出していることを発見しました。
そして、その法則に従って考えて行動すれば、誰でも幸運を実現できる、といわれています。
その運のいい人に共通する法則が、以下の4つです。
- チャンスを最大限に広げる
- 虫の知らせを聞き逃さない
- 幸運を期待する
- 不運を幸運に変える
前回は、3番目の法則「幸運を期待する」の中のポイントの3つ目「運のいい人は対人関係がうまくいくと思っている」についてお話ししました。
運のいい人は、自分が出会う人は親切な人、陽気で楽しい人が多い、と思っています。するとその相手に対するプラスの期待によってあなたは笑顔が多くなり、相手は好印象を持ちます。
あなたに好印象を持った相手もまた笑顔が多くなり、あなたは相手への印象がますますよくなって、相手のいいところに目が行くようになるでしょう。
反対に、運の悪い人は、自分は暗くて退屈な人にしか会えない運命だ、という思いを抱いています。すると、相手に笑顔で話しかけることはないため、相手もあなたにいい印象は持たず、笑顔は見せません。
そうなると、あなたは「この人はやっぱり暗い人だ」と思い込み、相手の短所に目が行くようになってしまう…、
と、期待が私達の振る舞いを確実に変え、相手が持つ印象も変え、いい人に恵まれるか、反対にそうでない人とばかり出会うかの方向性も決める、といわれているのです。
前回の記事はこちら
今回は、「幸運を期待する」の3つのポイントを踏まえ、将来に対する期待を高めて 運を鍛える方法をお話ししていきます。
将来への期待を高めて 運を鍛え、幸運を実現させる3つの方法
①フレーズの声出し
ただよいことが起こると思うだけの「ポジティブ・シンキング」では、夢見ることに満足して 行動が伴わないため、望みが実現しないばかりか、欲しいものを手に入れるチャンスをも遠ざけてしまう、といわれています。
しかし少しばかりの思い込みは、私達の考え方や感情にとても効果的な影響を及ぼし、望みが実現するような行動につながります。
運のいい人の多くは、「自分は運がいいのだ」と言い聞かせているそうです。これによって、将来へのプラスの期待を持つことができるのですね。
そこで、
「私は運がいい。今日も幸運な一日が待っている」
「私はもっと運が良くなる」
「私は幸運にふさわしい人間だ。今日も何か運のいいことが起こるだろう」
というようなフレーズを声に出してみることが勧められています。
これらのフレーズがほどよい刺激となって気持ちを前向きにし、行動にもよい影響を与えるでしょう。
②コストパフォーマンスを分析する
運のいい人は、たとえ可能性が低くても、始める前からあきらめることはありません。前向きな期待を抱き、挑戦する意欲を持っています。
目標が実現するまで粘り強く努力を続け、結果として幸運に恵まれるのです。
くじけそうになったときでも、あきらめずに目標を目指すための具体的な方法として、コストパフォーマンスを分析することが勧められています。
紙にまず目標を書き、その後に中央に線を引いて半分に分け、それぞれ「効果」「コスト」と見出しをつけます。
「効果」の欄には、目標を達成したらどのようなことが起こるかを箇条書きにします。
たとえば、
- 大きな達成感が得られる
- 人生が豊かになる
- 経済的に恵まれる
- 人生の意義を見つけられる
- 周囲の人々を助けることになる
などが挙げられるでしょう。目標が達成できたと仮定して、さまざまな可能性を考えてみます。
次に、目標を達成するために努力をしなければならないこと、我慢すべきことを「コスト」の欄に書いていきます。
- メール、電話をする
- 会議に何回か出る
- 生活習慣を変える
など、いろいろ出てくるはずです。
最後に2つのリストを合わせ、実際に目標を実現できると想像しながら、効果とコストを比較してみましょう。
この方法を取り入れ、コストより効果のほうがはるかに高く、目標に価値があるとわかれば、行動を起こす意欲が高まります。
あるいは、自分にとってあまり価値のなかったことに気づいて、もっと価値を感じられることに時間を使えるようにもなりますね。
③重要なことに臨む前に、幸運を想像する
運のいい人は将来、自分にとって運がいいことが起こる場面を想像する、といわれています。
対人関係では、相手は楽しくて面白い人、こちらに好意的に接してくれる人だという期待を持っている、と先でお話ししました。
これに習って、仕事の面接や会議、デートなど、あなたにとって重要なことに臨む前には、幸運を想像するレッスンの実践が勧められています。
具体的には、
- 椅子に座って目を閉じ、2、3回、深呼吸する
- 心の中で、これから起こることを想像する(周囲の状況やそこにいる人)
- その場面で成功できると想像する(面接で自分が質問に完璧に答えている、会議の出席者が協力してくれるなど)
というやり方です。
ポイントは、3の際に、できるだけ具体的な展開を思い描くことです。
- 自分の来ている服は?
- 自分はどう振る舞いたいか?相手に何と言うか?
- 相手はそれに対してどう答えるか?
ありありと、具体的に思い浮かべるほど、本番でも自分本来のパフォーマンスを発揮でき、相手の反応も良くなっていきます。
重要な出来事に臨む前には、幸運を想像し、周囲へのプラスの期待を持つことをぜひ実践してみてください。
以上が、将来に対する期待を高めて 運を鍛える3つの方法でした。
次回は、法則の4番目「不運を幸運に変える」についてお話ししていきます。
まとめ
- 将来への期待を高めて運を鍛え、幸運を実現する方法として、以下の3つをご紹介しました
- フレーズの声出し
-運のいい人の多くは、「自分は運がいいのだ」と言い聞かせています。そのような少しばかりの思い込みは、私達の考え方や感情にとても効果的な影響を及ぼし、望みが実現する行動にもつながるのです - コストパフォーマンスを分析する
-目標を達成すればどのようなことが起こるのかという「効果」、その達成のためには何を努力すべきかという「コスト」を書いて分析し、「効果」のほうがずっと高いことがわかれば 目標達成への意欲が湧き、運のいい人のように簡単にあきらめずに、粘り強く努力できるようになります - 重要なことに臨む前に、幸運を想像する
-運のいい人は、将来、自分にとって運がいいことが起こる場面を想像しています。それに習って、重要なことに臨む前に それがうまくいく場面をありありと思い描くことが勧められています。それにより本番では本来の力を発揮しやすくなり、期待どおりの結果が起こりやすくなるでしょう
- フレーズの声出し
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