1/31(水)ワークショップレポート 「箱の心理学に学ぶ 人間関係の悩み解決のメソッド②-“心”の重要性」

勉強会主催の みなみ です。

本日の勉強会には初めての方お1人を含む、3名の方にご参加いただきました^^

月末であり、忙しい時期ながら、ご参加くださってありがたいです(>_<)

勉強会でお話しした内容に、心打たれるものがあった、大きな気づきが得られた、と言われた方もいて、とても嬉しくなりました。

単に知識を増やすのではなく、日常に生かして悩みを解消できる。ワークショップがぜひそのきっかけになっていけたらと思います。

「箱」が、あらゆる人間関係の問題を引き起こす

今回の勉強会のテーマは、「ブッダと『箱』の法則から学ぶ心理学」でした。

『箱』の法則とは何かというと、

全米でベストセラーとなった『自分の小さな「箱」から脱出する方法』、
そしてその続編である『2日で人生が変わる「箱」の法則』に書かれてある法則のことです。

自分の小さな「箱」から脱出する方法

2日で人生が変わる「箱」の法則

『箱』の法則とは、

あらゆる人間関係の問題を引き起こしている原因があり、それは自分が「箱」に入っていることにある

というものです。

自分が「箱」に入っているがゆえに人間関係の問題が引き起こされるのであり、
裏を返せば、自分が「箱」から脱出すれば、あらゆる人間関係の問題が解消される、ということですね。

ではその「箱」とはなんのことかというと、「自己欺瞞」のことであり、
「箱」に入っているとは、人を“物”として見ている状態であり、心が敵対的であることです。

それについて前回のレポートで詳しくお話ししましたので、ご参照ください。

心が平和的であれば、他人を“あるがままの人”として見て、他人のニーズも尊重できます。
反対に心が敵対的であると、他人を“物”として見て、他人のニーズはごく軽いものとして扱ってしまうのです。

ゆえに心が平和的であることが、良好な人間関係を築く上で重要なのです

しかしこう聞くと、「確かに心が平和的か敵対的かどうかも大事だとは思うが、それよりも人間関係で大事なのは行動ではないのか? 行動が正しければ、心はそこまで問題にならないんじゃないか?」と思う方もいるでしょう、と問題提起をして前回は終わりました。

果たして、人間関係では心より行動の方が大事なのか、あるいは心の方が重要なのか。

この問題を考えていきましょう。

人間は、相手が自分のことをどう思っているかがわかる?

結論からいいますと、行動は問題ではないのです。

もちろん、行動がどうでもいい、ということではありません。
しかし行動だけで人間関係を良くすることはできないのです。

なぜ、そう言えるのでしょうか。

『自分の小さな「箱」から脱出する方法』に、以下のように書かれています。

 人間は、 相手が自分のことをどう感じているか察知して、それに対して反応する

「心でどう思っていようが相手にはわからないはずだ」と私達は思うのですが、実はその思いは誤っているのであり、自分の心は相手に伝わるのだといわれています。

自分が相手に敵対心を抱いていること、自分にとって都合の悪い“物”として見ていることが相手にはわかってしまう…。

衝撃的な事実ですね。

自分のことを“物”として見ている人、自分をやっかい者と思ったり、あるいは便利な道具としか思っていなかったりする人。そんな人とはとても付き合いたいとは思わないですよね。
そんな人がいくら行動を取り繕ったとしても、マイナスな印象しか与えません。

『自分の小さな「箱」から脱出する方法』には、さらにこのように書かれています。

いろいろな手法やテクニックも、心が平和的な人たちが使えば、効力を発揮する。誤解を減らすことができるし、人間関係を円滑にできる。

しかし、心が敵対的な人物なら、どんな手法を使ったところで、たいして役に立たない。相手は丸めこまれているとか、手玉に取られていると感じるだけだ

人間関係をスムーズにするための手法が威力を発揮できるかどうかは、もっと深いところにあるものによって決まってくるんだ

人間関係を良くする手法やテクニックを駆使しても、心が敵対的であればそれらは役に立たず、それどころか相手に不審を与えてしまうのですね。

手法やテクニックが何の役にも立たないわけではありません。心が平和的であっても行動が良くなければ、相手に誤解される恐れがありません。それを防ぎ、更なる良い関係を築いていくのには大いに役立ちます。

しかしそれはあくまで“心が平和的であれば”の話ですね。

良好な人間関係を育むには行動でなく心が重要であるとよくわかります。

次回予告:仏教で教えられる「心」と「行動」の関係

「箱」の法則では、心がより重要であるとわかりました。

では仏教では、「心」と「行動」の関係をどう教えているのでしょうか。心と行動のどちらが大切であると説かれているのでしょうか。

お釈迦様が明かされた「心」と「行動」の関係を知ることもまた、良好な人間関係を築くことの大きなヒントになり得るのです。

次回は仏教の観点から「心」と「行動」について詳しくお話しします。

この記事を書いた人

仏教で説かれるブレない“人生の指針”を伝えたいと思い、 心理学や自己啓発を切り口に、都内で仏教と心理学を組み合わせたワークショップを開催しています。

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