スヌーピーとアドラー心理学から学ぶ「あきらめを克服し、自分を受け入れる方法」

人生ではうまくいかなこと、いわゆる逆境に身を置くことのほうが多いのではないでしょうか。

順調そうに思えても、いつ歯車が狂って、逆境に陥ってしまうかわかりません。

そもそも、「自分はこんな性格に生まれたから、特別な能力も持たないで生まれてきたから、何事もうまくいかないんだ」とあきらめている人もいるかもしれません。

そんなあきらめを克服し、逆境を乗り越えるにはどうすればいいのでしょうか。

人気漫画のキャラクターの名言と、アドラー心理学から学んでみましょう。

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“負け犬”からの大逆転!スヌーピーの名言から知る、忍耐の大切さ

漫画「ピーナッツ」をご存知でしょうか?

チャーリー・ブラウンと、その愛らしいヴィーグル犬、スヌーピーを中心したコマ割り漫画です。

「ピーナッツ」は実は、名言が多いことでも知らされています。

その1つに、スヌーピーがこんなことを語っています。

You play with the cards you’re dealt.. Whatever that means.

配られたカードで勝負するっきゃないのさ… それがどういう意味であれ」という意味ですね。

先にお話ししたように、人生では思うようにならないこと、うまくいかないことのほうが多いと思います。
配られたカードがたいしたことのないものばかり、という状態ですね。

人生の途中でつまずくこともあれば、はじめから分が悪い、ということもあるでしょう。

そんなときはゲームを投げ出したくなったり、あきらめたくなったりしますね。
しかし放り出しては、何も得られるものはなくなってしまいます。

たとえ初手が悪かったとしても、戦略次第で十分にたたかえる可能性もありますし、次に引くカードには大きな可能性が宿っています。
今の状況を耐え抜けば、やがて大逆転することもできるのです。

それを実証したのが、「ピーナッツ」の作者であるチャールズ・シュルツ氏でした。

シュルツ氏の子供のころのあだ名は「負け犬」。
勉強もスポーツもまるでダメで、「学校創立以来の出来の悪い生徒」というレッテルを張られてしまうほど、大きな挫折を味わったといわれています。

しかしシュルツ氏のすごいところは、決して人生をあきらめることなく、放り出さずに、忍耐をしたことでした。

絵の描くことだけには自信を持っていたシュルツ氏は、苦しい期間を耐え抜き、その才能を開花させ、やがて誰もが知るようになる漫画を世に出したのですね。

まさに、配られたカードを最大限に活用して人生というゲームに勝利した、といえます。

そのシュルツ氏の人生の教訓が、スヌーピーの名言「配られたカードで勝負するっきゃないのさ… それがどういう意味であれ」に込められているのですね。

アドラー心理学にみる、不完全な自分を受け入れる方法

「配られたカードで勝負する」ことの大切さを、アドラー心理学のパイオニアである野田俊作さんもこのように語っています。

ゴルフでも、自分が持っている道具を嫌いだったら上達しないでしょう。

ゴルフやテニスなら、幸いに、道具を買いかえることもできて、スポーツ用品屋さんはそれで商売をしているわけですが……。

ところが、人生というゲームで使う道具、すなわちこの心と身体ね、それは買いかえられないんですよ

とにかく、与えられた道具で何とかしないといけない

そうなると、道具に文句を言ってはいけないの。絶対に上達しない

なに、全員欠陥商品なんですよ(笑)。

人間はどこまでいっても不完全だ。

(『アドラー心理学を語る1 性格は変えられる』野田俊作書 より引用)

私たちに与えられた心や身体、才能などは、取り替え不可能な道具のようなものです。

だから、いくら「こんな自分はいやだ、もっと才能がほしい」と言ったところでそれらは良くなりませんし、むしろ自己嫌悪で苦しむことになってしまいます。

そもそも完璧な人などおらず、「全員欠陥商品」だと野田さんは言われています。

まず不完全な自分を受け入れ、その上で、少しでも他者に貢献できるよう自分を磨いていくことが大切なのですね

不完全な自分を受け入れる方法は、アドラー心理学ではいろいろ教えられています。

不完全さを受け入れる方法①  高過ぎる理想を持たない

まず、高過ぎる理想を持たないことです
高過ぎる自己理想は自分の首を締めることになります。

すでにできているところ、過去に達成した体験に注目することで、「自分も捨てたもんじゃない」と思えるようになるでしょう。

不完全さを受け入れる方法②  長所に目を向ける。欠点を長所とみる

また、不完全とはいえ、その人その人に必ず長所があります。その長所に目を向けることです

仮に短所のように思えることでも、見方を変えることで長所になり得ます。

たとえば、内向的な人は

「自信がなさそうに見える」
「口下手で、自己表現に乏しい」と思われていますが、

裏を返すと

冷静沈着で、リスクマネジメントに長けている
文章で自分を表現することは上手

と見ることもできるのです。

内向的な人がこのように短所を長所と見れば、自信を持つことにもつながり、より長所を伸ばしていけます。そうなれば自分のことが好きになれるでしょう

 

やはり最も大切なのは、最初からあきらめないこと、投げ出さないこと。初手が悪かったとしても、カードの使い方次第でどうにかなる。あるいは、山札には大逆転の可能性を秘めたカードがあると信じ、耐えることですね。

可能性を信じ、一歩ずつでも前進をしていきたいですね。

まとめ

  • 人生は、最初にカードが配られ、それで勝負するようなものです。たとえ初手が悪かったとしても、戦略次第で十分にたたかうことができ、また次に引くカードに大きな可能性も宿っています
  • 漫画『ピーナッツ』の著者 チャールズ・シュルツは、「学校創立以来の出来の悪い生徒」の烙印を押されましたが、忍耐を続けて絵の才能を開花させ、誰もが知る漫画家になりました。配られたカードを最大限に生かし、人生に勝利したのです
  • 私達は生まれたときに取り替え不可能な道具が与えられたようなものです。それに文句を言っても自己嫌悪で苦しむだけになります。まずその不完全さを受け入れ、その上で自分の特徴をどう生かしていけばいいか考えてみましょう
  • 不完全な自分を受け入れる方法として、高過ぎる理想を持たないこと、欠点を長所と見ることが勧められています

引用した書籍

性格は変えられる (アドラー心理学を語る1)

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