勉強会主催の みなみ です。
今回の勉強会には初めての方お1人を含む、2名の方にご参加いただきました^^
ほかに参加予定だった方はお仕事のトラブルで来られなくなってしまい、残念でした。
ただ、少人数になったこともあり、参加された方とはざっくばらんなお話の時間も多く取れたのはよかったです。
考え方、生き方について掘り下げてお話しすることができ、とても有意義な時間でした。ご参加いただいた方からもそのような感想をいただくことができ、嬉しく思います(^^)
この勉強会が、これまでのことを振り返り、さらに良い人間関係を築き上げるステップとなれば、幸いです。
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注目を集める“パーソナリティ心理学”とは?
今回のテーマは
ブッダとパーソナリティ心理学から知る、「幸福度を高める“主体的な生き方”」
でした。
今回は『自分の価値を最大にする ハーバードの心理学講義』という本をもとにお話をしました。
この本には、パーソナリティ(=性格)とウェルビーイング(=幸福度)の関係を科学的に解明した内容が書かれています。
著者は、ブライアン・R・リトル教授。
パーソナリティ心理学者であり、ハーバード大学卒業生による投票で3年連続人気教授に選出された方です。
リトル教授は世界的講演会「TED」でもプレゼンをされ、注目を集めています。
では、リトル教授が研究をしている「パーソナリティ心理学」とは、どのような心理学なのでしょうか?
パーソナリティとは「人格」や「性格」のことです。
そのパーソナリティはどう決まるのか、またパーソナリティはウェルビーイング(=幸福度)にどのような影響を及ぼすかが研究されているのが、パーソナリティ心理学ですね。
性格と聞くと、
「それは固定的なもので、変わらないのではないか?」
「遺伝によってすべて決まっている」
と思う人もいるでしょう。
しかしパーソナリティ心理学では、違った見解が示されます。
人間には「生まれ持ったパーソナリティを超えて行動できる能力」がある
パーソナリティ心理学では
- 遺伝
- 環境
- 動機
の3つの要素がパーソナリティ特性の形成に影響を与えていると教えられています。
よってパーソナリティ心理学の観点では、「遺伝によってすべて決まり、それは変えられない」という性格に関しての考えは誤っているといえます。
「どうして自分はこんな性格に生まれてしまったのか? こんな性格を変えたい。けれどどうせ変えられない」と悩んでいる人も多いと思いますが、決してあきらめる必要はなく、今からでも十分性格は変えられるのですね。
リトル教授はこのように語っています。
私は、人間には目の前の目標を達成するために、「生まれ持ったパーソナリティを超えて行動できる能力」があると確信しています。
生まれ持ったパーソナリティに縛られることはない、それを超えて行動ができるんだ、と力強く励まされていますね。
その「生まれ持ったパーソナリティを超えて行動できる能力」のことを、リトル教授は「自由特性」と言われています。
パーソナリティ特性には、遺伝によって決まらない自由特性もあるので、その自由特性に導かれた行動を取ることも可能、ということですね。
それでは自由特性は何によって決まるのでしょうか?
この自由特性と深い関連があるのが「パーソナルプロジェクト」です。
パーソナルプロジェクトとは何か、
パーソナルプロジェクトと自由特性の関係について、次回、具体例も交えてご紹介します。
まとめ
- ハーバード大学卒業生による投票で3年連続人気教授に選出されたブライアン・R・リトル教授が専門とされているのが「パーソナリティ心理学」です
- パーソナリティ心理学とは、パーソナリティ(=人格、性格)はどのようにして決まるのか、パーソナリティと幸福感にはどのような関係があるのかを研究している学問です
- パーソナリティ特性の形成に影響を与えている3つの要素が以下のものです
- 遺伝
- 環境
- 動機
- 性格は遺伝によってのみ決まっているのではなく、人間には「生まれた持ったパーソナリティを超えて行動できる能力(=自由特性)」がある、とリトル教授は提唱されています。その自由特性と関わりが深いのがパーソナル・プロジェクトです
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