ワークショップ主催の みなみ です。
目標を立てたとしても、なかなか思うように達成まで向かえずに挫折してしまい、自己嫌悪に陥ってしまうこともあると思います。
そんなことにならないよう、ぜひ知っておきたいのが、目標達成のための効果的なアプローチ法です。
ベストセラー『やってのける』を通して、その効果的なアプローチ法をご紹介しています。
目標達成のために考慮すべき要素には
- マインドセット
- 行動計画
- 環境
の3つがあり、前回は2番目の要素「行動計画」について詳しくお話ししました。
前回の記事はこちら
『やってのける』の著者であるハイディ・ハルバーソン コロンビア大学心理学博士は、目標達成の最良のアドバイスとして「良い計画をつくること」を挙げていることから、計画を立てることは目標達成で欠かせないことがわかります。
なかでも効果的な計画とは、
「何を」
「いつ」
「どこで」
「どのように」
実行するかを具体的に示す“条件型計画”でした。
自分の立てた計画が、その日の行動を明確に示すものであるかどうか、振り返ってみることはとても有効でしょう。
今回は、『やってのける』とは異なる書籍から、行動計画にまつわる目標達成のアプローチ法をお話しします。
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人生における あらゆる目標を達成できる方法
自己啓発で有名なデール・カーネギーの『こうすれば必ず人は動く』の中に、「人生におけるあらゆる目標を達成できる方法」が紹介されています。
どんな方法か、非常に気になりますね。それはこのような方法です。
あなたが今どのように時間を使っているか、一覧表にして書き出してみましょう。
いいですか、一日二十四時間、必要な時間は与えられているのです。
毎日毎日、ジョン・D・ロックフェラーやヘンリー・フォードと同じ時間が与えられているわけです。
ですから、この世でいちばん大切なのは、その一時間一時間を今どのように使っているか、それを発見することにあるのです。
そのような一覧表をたとえ一週間でもつけてみれば、あなたはきっとその結果に唖然とされると思います。
(『こうすれば必ず人は動く』D・カーネギー著 より引用)
目標を達成する上で重要なのは計画を立てることですが、より具体性のある、詳細な計画を立てるには「そもそも自分がいま、どのように時間を使っているか」を知る必要がありますね。
現状が曖昧なまま計画を立てたところで、それが破綻に終わることは目に見えています。
まず現状を把握し、余計なことにかけている時間を削って、そこを目標達成のために使うべきですね。
その現状把握の有効な方法が、自分が1時間1時間をどのように使っているかを1週間、一覧表に書き出してみることです。
すると、いかに自分が不要なことに時間を使っているかがわかり、カーネギーの言うように「唖然」としてしまうでしょう。
その不要な時間を削除し、「目標達成のために〇〇をする」時間とすれば、その達成に大きく前進できますね。
「忙しくて、それをする時間がない」と言っている人ほど、実は非効率な時間の使い方をして、自分で自分を忙しくしているだけなのかもしれません。
「一覧表を書くなんて、めんどくさいな」と思われるかもしれませんが、私自身も最初はめんどうだと思いつつやってみると、時間の使い方が劇的に変わり、早め早めに仕事を終わらせることができるようになり、気持ちにも余裕が出てきました。
時間がない、と思われる人ほど、ぜひやってみていただきたいです。
まとめ
- モチベーション研究の第一人者 ハイディ・ハルバーソン心理学博士の、目標達成の最良のアドバイスが「良い計画を立てること」であり、良い計画とは、何を・いつ・どこで・どのように実行するかを決める“条件型計画”です
- 自己啓発で有名なデール・カーネギーもまた、目標を達成する方法として、時間の使い方の把握を挙げています。今、自分がどのように時間を使っているかを一覧表にすること、1時間、1時間をどのように使っているかを発見すべきといわれています
- 時間の使い道の一覧表を作成すれば、いかに不要なことに時間を使っていたかがわかり、その不要な時間を目標達成のための時間に置き換えれば、あらゆる目標の達成に大きく近づくでしょう
続きの記事はこちら
引用した書籍
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