勉強会主催の南です。
今回の勉強会には、初めての方お2人を含む、10名の方にご参加いただきました。
平日にもかかわらず多くの方に来ていただき、とてもうれしく思いました(^^)
今回の勉強会のテーマは初めて取り上げた内容でしたが、みなさん、関心を持っていただけたと感じます。
勉強会後も参加者の方同士での話が尽きませんでした。
職場から離れ、職種も趣も違う方と話をすることで、いろいろな刺激が得られ、考え方の幅も広がり、とてもいい機会だと改めて感じました^^
記事の内容を動画でもご紹介しています
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あなたはペシミスト?それともオプティミスト?
今回の勉強会のテーマは
ブッダとポジティブ心理学に学ぶ「人生がうまくいくオプティミストになる方法」
についてでした。
このテーマでは、『オプティミストはなぜ成功するか』という本の内容をメインでご紹介しています。
オプティミストはなぜ成功するか [新装版] (フェニックスシリーズ)
この本は、学習性無力感の権威であり、ポジティブ心理学の第一人者であるマーティン・セリグマン博士によって書かれたものです。
この本には、楽観主義者(=オプティミスト)と悲観主義者(=ペシミスト)の特徴、それぞれの長所、短所が詳細に紹介されています。
そして、タイトルにあるように、オプティミストはペシミストに比べ、仕事でもスポーツでも成功し、健康面でも優れていることがさまざまな実験・調査から明らかにされているのです。
- オプティミストとペシミスト、それぞれどのような特徴があるのか
- ペシミストの問題点とは何か、オプティミストの弱点は何か
- ポジティブ心理学に対しての誤解とは
- ペシミストがオプティミストになれる方法
などについて、少しずつお話ししていきます。
ペシミストとオプティミストを分ける、決定的な違いとは?
ではまず、ペシミスト(悲観主義者)にはどのような特徴があるのでしょうか?
何か不幸な出来事が起こったときに、
- その悪いことは長く続く
- 自分は何をやってもうまくいかない
- 自分がすべて悪い
と思い込むのはペシミストです。
悪いことは長く続くは「永続的」、
自分は何をやってもうまくいかないというのは「普遍的」、
自分がすべて悪いは「内的」であるといわれます。
対して、オプティミスト(楽観主義者)にはどんな特徴があるのかいうと、
良くないことが起こったときに、
- 敗北はこの時だけ
- その原因もこの場合だけ
- 挫折は自分のせいではなく、そのときの状況とか、不運とか、ほかの人々によるものだ
と信じるのがオプティミストです。
敗北はこのときだけというのは「永続的」に対して「一時的」、
その原因もこの場合だけは「普遍的」に対して「限定的」
自分のせいではなく、状況や不運、ほかの人々によるものだというのは「内的」ではなく「外的」であるといわれています。
このように、ペシミストとオプティミストでは、自分にとって悪い出来事が起きたときに、その原因を自分にどう説明するか、その影響をどう考えるかがまったく異なるのですね。
セリグマン博士はその違いを「説明スタイル」の違いだといわれています。
説明スタイルとは、「人々が自分たちに起こった不幸な出来事を、どのように自分に説明するか」というものです。
説明スタイルがオプティミストとペシミストを分ける目安であるのです。
不幸な出来事に対して、あなた自身はどのように自分に説明をされているでしょうか。
永続的・普遍的・内的な説明をされているのか、
あるいは限定的・一時的・外的な説明をされているのか、
ぜひ一度、振り返っていただければと思います。その説明スタイルの傾向から、自分はどちらのタイプなのかが見えてくるのです。
次回は、ペシミストの抱える問題点についてお話ししていきます。
まとめ
- オプティミスト(=楽観主義者)とペシミスト(=悲観主義者)との違いは「説明スタイル」にあります。説明スタイルとは、不幸な出来事をどのように自分に説明するか、というものです
- ペシミストは、永続的(ずっと続く)・普遍的(何もかも)・内的(すべて自分に原因がある)と説明します。対してオプティミストは一時的(このときだけ)・限定的(この場合だけ)・外的(自分以外に原因がある)と説明するのです
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