1/31(木)レポート 運のいい人・悪い人の決定的な違いとは?〇〇が違う-ブッダと心理学から学ぶ「運のいい人の4つの法則」3

勉強会主催の みなみ です。

昨日は東京も久しぶりに雨が降り、夜遅くにはみぞれ混じりになりましたね。ただ、積もるほどではなく、翌朝の通勤にも支障はなくて、よかったです。

今回の勉強会には初めての方6名を含む、9名の方にご参加いただきました。平日の開催でしたが、多くの方に来ていただき、嬉しく思います^^

普段から心理学や仏教を学ばれていて、特に関心の高い方に来ていただいたように感じます。
積極的にご質問もいただいて、私自身も考えを整理し、理解を深めることができました。

直接お話しする機会の良さを改めて感じました。

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運の科学的研究によってわかった、“運のいい人の法則”とは?

今回のテーマは、
ブッダと心理学から学ぶ「自分で運は変えられる!運のいい人の“4つの法則”」
についてでした。

このテーマのワークショップでは、『運のいい人の法則』という本の内容をメインにお話ししています。

運のいい人の法則 (角川文庫)

この本の著者はリチャード・ワイズマン氏。

もともとはプロのマジシャンをされていましたが、マジックの裏にある人間の心理に惹かれ、マジシャンをやめ、ロンドン大学で心理学を専攻。いまはイギリスのハートフォードシャー大学の心理学博士として活躍をされています。

ワイズマン博士は、「運の科学的研究」という、異色の経歴の持ち主として相応しい(?)異色の研究をされ、その研究結果が書かれたのが『運のいい人の法則』です。

「運がいい」「運が悪い」と聞くと、

「運はいいほうがいいに決まっているけれど、それはどうしようもないでしょ」
「そんなものが科学的研究の対象になり得るのか?」
「運とはすべて偶然の産物であり、法則性など存在しないだろう」

と思われますよね。

ところがワイズマン氏は8年にわたる研究の結果、

運のいい人の4つの法則

を発見されたのです。

運は生まれつき決まっているのではなく、運のいい人は自分でも知らないうちに法則に従って考えたり、行動したりし、幸運をつくり出している、とワイズマン博士は語られています。

その4つの法則とは、

  1. チャンスを最大限に広げる
  2. 虫の知らせを聞き逃さない
  3. 幸運を期待する
  4. 不運を幸運に変える

です。

前回は、1つ目の法則について、懸賞の側面からお話ししました。

前回の記事はこちら

1/17(木)レポート 懸賞で当選を連発する人の共通の秘密とは?運のいい人はチャンスを“演出”している-ブッダと心理学から学ぶ「運のいい人の4つの法則」2
勉強会主催の みなみ です。 今回の勉強会には初めての方3名を含む、8名の方にご参加いただきました。 今回は、仏教に関心をお持ちで、検索でこのサイトをご覧になっ...

懸賞で多くの当選をしている人を見ると「あんなに次々と豪華な商品が当選するなんて、あの人はなんて運のいい人なんだ」と思いますよね。

ところが、その人達には共通した秘密があります。

それは実は単純で、「かなりの件数を応募している」ことです。

なぜ当選しないかといえば、応募していないから。応募しなければ、当選のチャンスはありません。
応募することで当選のチャンスを広げていく。当たり前ですが、それが当選する秘訣なのですね。

実はこの考え方は懸賞だけでなく、仕事や人間関係など、あらゆる種類のチャンスに当てはまるとさえ言われています。

それはどういうことか、詳しく見ていきましょう。

運のいい人・悪い人の決定的な違いとは?〇〇が違う

ワイズマン氏は、あらゆる場面において、運のいい人・悪い人の違いは一言で集約できる、と言われています。

「運のいい人・悪い人では〇〇が違う」

いったいその違いとは何でしょうか?(先でお話しした、懸賞に多く応募する、というのもこの一言に含まれます)

その答えは

性格」です。

運のいい人・悪い人では性格が違う、と指摘されているのです。

性格というと「変わらないもの」と思われがちですが、性格とは考え方や行動のパターンであるので、それを変えることは可能です。

※性格は遺伝によるところもありますが、それだけではなく、環境や動機などの変化可能なものからもその形成に影響を受けている、というのがパーソナリティ心理学の見解です

パーソナリティ心理学(私たちの性格が幸福にどのように影響しているかを研究している心理学)によれば、性格は5つの特性(ビッグファイブ)の高低で説明できる、といわれています。

※「性格の特定5因子理論」と呼ばれています

その性格を決める因子とは、

  1. 協調性
  2. 誠実さ
  3. 外向性
  4. 神経症的傾向
  5. 開放性

です。

これら5つの因子の高低の組み合わせによって、その人の考え・行動のパターンがわかる、ということですね。

ではこれらの因子の中で、運のいい・悪いに大きな影響を与える因子とはどれだと思いますか?

それは、

  1. 外向性
  2. 神経症的傾向
  3. 開放性

の3つであり、これらの因子は運のいい人、悪い人の間でかなりの差があったことが明らかにされています。

※協調性や誠実さには、特に大きな差は見られなかったのです

そして、これら3つの特性から、運を良くするための、幸運をつくり出すためのポイントがわかったのです。

ではそれぞれの特性に関する、運を良くするポイントとは何なのか?

それについては次回、詳しくご紹介します。

まとめ

  • 心理学者のリチャード・ワイズマン氏の「運の科学的研究」によって、運のいい人に共通する4つの法則が発見されました。運のいい人は無意識にうちに法則に従い、幸運をつくり出しているのです
  • ワイズマン氏は、運のいい人・悪い人の違いは、その“性格”にあるといわれています。性格(考え方・行動パターン)の違いによって、一方は幸運に恵まれますが、もう一方はチャンスを逃したり、不幸に見舞われたりしてしまいます
  • 性格を決める5つの因子のなかで、運のよさに特に影響を与える因子が「外向性」「神経症的傾向」「開放性」の3つであるといわれています。これらの因子には、運のいい人・悪い人で、大きな差が見られたのです

続きの記事はこちら

2/28(木)レポート 外向性と運のよさとの関係とは?巡り合わせをよくする3つの側面-ブッダと心理学から学ぶ「運のいい人の4つの法則」4
勉強会主催の みなみ です。 2月最後の開催となりました、勉強会。久しぶりの雨となり、気温も冷え込みましたね。 そんな中でしたが、今回は3名の方にご参加いただき...

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コンテンツレポートブッダと運のいい人の法則
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この記事を書いた人
南 雄一郎

2011年 金沢大学工学部 卒業

大学では機械工学を専攻するなか、悩み解消のヒントや生きる指針を教える仏教に強い関心を持ち、仏教講演会に多数参加しました。

また大学卒業後は仏教と親和性のある心理学にも興味を持ち、独学で学びました。

現在は東京都内でライターをしながら、対人関係の悩みを解消し、自立した生き方の実現を目的とした 仏教×心理学のワークショップを開催しています。

自主開催のワークショップは累計850回以上。

2018年 新潟県キャリアセンター様主催 キャリアコンサルタント フォローアップセミナーにて講師をつとめました。

NPC法人HMC協会 認定心理カウンセラー(セルフ資格) 。

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