4/28(土)レポート 実は誤っている自己評価の高め方とは?「外に求める」ことの問題点-自信を育てる心理学から学ぶ「適切な自己評価の高め方」3

勉強会主催の みなみ です。

今回の勉強会には初めての方2名を含む、5名の方にご参加いただきました!

午前中、いつもよりかなり早めの開催で、皆さん来られるか不安でしたが(^^;) 初めての方も含め予定通りご参加いただき、よかったです^^

初めて参加された方からは

「自分がこれから知っていきたいと思っていたことに、自分以外の人も興味があって、同じ時間を共有できたことがとても新鮮でした」

という感想をいただきました。

勉強会に来られる方は、人の心の仕組みや、どうすれば今以上に前向きになれるか、自分のことを大切に思えるかということにより関心のある方であり、そのような方とお話ししていると共感できることも多く、学びにもなりますね。

少しでも関心のある方は、ワークショップでそのような機会を得ていただければと思います。

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幸せな人生の鍵「自己評価(セルフ エスティーム)」とは?

今回の勉強会は、
ブッダと自信を育てる心理学から学ぶ「適切な自己評価(セルフ エスティーム)の高め方
についてでした。

このテーマの勉強会では、『自信を育てる心理学』という本の内容をメインでお話ししています。

自信を育てる心理学 「自己評価」入門

こちらは、アメリカの臨床心理学者であるナサニエル・ブランデン氏によって書かれた「自己評価セルフ・エスティーム)」についての本です。

セルフ・エスティームとは、「自信」と「自尊」の2つの要素からできています。

自信は「自分が有能であるという実感」であり、自尊は「自分には価値があるという実感」のことです。

つまり、セルフ・エスティームが高い人とは、「自分に自信があり、自分に価値を感じている人」のことなのですね。

自分に自信があれば、自分にはものごとを成し遂げる力があるんだと思えば、積極的・前向きな行動につながります。

たとえうまくいかないこと、困難にぶつかっても、「失敗から学んで、それに次に生かそう」と思えて、すばやく立ち直ることができるでしょう。

また、自分に価値あることを感じることで、他者も思いやることができ、他者を脅威と見なくなり、対人関係を過度に恐れず、善意をもって接することができるようになります。

このことから、ブランデン氏はセルフ・エスティームを「幸せな人生の鍵」と言われているのです。

そのことを前回はご紹介しました
https://psychology.tokyo-workshop.info/4199.html

しかし多くの人は、自己評価を自分の外に求めるという誤った行動をしている、とブランデン氏は指摘されています。

自己評価を外に求めるとはどういうことなのか?
また、なぜそれは自己評価を得ることにならないのでしょうか?

自己評価は自分の問題 だからどんな人も今からでも高められる

自己評価は「人がどう感じ、どう思っているか」ではなく、「自分が自分自身をどう思い、どう感じるか」であるといわれています。

自己評価は他人ではなく、自分自身の問題なのですね。

自己評価とは、自分が自分自身をどう思い、どう感じるか

もちろん、その人の生育歴が自己評価に与えている影響もあります。

周りの大人たちが優しく、自分を大切に扱ってくれていれば、自己評価は育ちやすいといえます。
反対に自分の存在を認めてもらえなかった、大切にされなかったとすると、自己評価はなかなか育たないかもしれません。

しかし生育歴だけがすべてではありませんね。

ブランデン氏は

どんな育てられ方をされても、大人になれば自分自身の問題

と言われています。

この言葉を聞いて、非常に厳しいと感じる方もいるでしょう。「私の問題ではない。どうしようもなかったんだ」と周りの人や環境のせいにしたくなるかもしれません。

確かに周りの人や環境にも問題があったでしょう。
けれど、過去や他人のせいにしていては、いまの自分は現状から新たな一歩を踏み出すことができず、自己評価を高めることはできないのですね。

裏を返せば、これまでどんな経験をしてこられたとしても、自己評価はいまからでも自分次第で高めることができる、ということです。

これから紹介していく自己評価を高めるエクササイズに取り組まれることで、自分の価値を感じ、自信を持つことは十分にできるのです。

誤った自己評価の高め方とは?「自分の外に求める」ことの問題点

自己評価は自分で育てることができる。

ところが私たちは、誤ったやり方で自己評価を得ようとしている、それは「自己評価を自分の外に求める」ことだと言われています。

自信・自尊の気持ちを外に求めるとは具体的には、

  • 何とかして人によい印象を与えようとする
  • 昇進し、給料が高くなる。もっと大きな車を買うなど物質的な欲求を満たす
  • 恋人をつくる、妻や母親になる

ことが挙げられています。

人に良い印象を与え、周りの人から承認されたり、ほめられたりすれば、自己評価を高められるのではないか、と思われている方は多いでしょう。

しかしブランデン氏が

他人から自分の自信と自己愛をもたせてもらうことはできないのです。

と言われているように、他人から真の自己評価を得ることはできません。

それは人から認められたり、ほめられたりすれば嬉しく、やる気も上がりますが、常に認められ、ほめられるわけではないからですね。
人からの評価が芳しくなく、批判を受けることもあるでしょう。

そんなとき、もし外からの承認よって自己評価を高めようとしていては、自信や自分への価値の感じ方が大きく揺らぎ、ひどく落胆したり、あるいは他人に対して怒りやストレスを感じたりしてしまうことになります。

また仮に承認されていても、他人の評価と「自分で思う自分の価値」が一致していなければ、どこかしっくりこず、不安やストレスを感じてしまうでしょう

誤った、自己評価を高める方法

ゆえに、本当の自尊・自信は外に求めて手に入れることができず、自らが育てる努力が必要なのですね。

 

では具体的にどうすることで、自分で自己評価を高めていけるのでしょうか?

まず1つ目が「意識的に生きる」ことです。

次回から、意識的に生きる、あるいは無意識的に生きるとはどんなことか。また意識的に生きるエクササイズをご紹介していきます。

まとめ

  • セルフ・エスティーム(自己評価)とは、「自分に自信があり、自分の価値を認める気持ち」をいいます。自己評価の高い人は、自分は困難なことも成し遂げられると思い、自分の存在価値も感じられるので他者を思いやり、善意を持って接することもできるのです
  • 自己評価は「自分が自分自身をどう思い、どう感じているか」であるので、「どんな育てられた方をされても、大人になれば自分の問題」といわれます。周囲の環境によって育ったり育たなかったりはありますが、自己評価は自分の問題であり、いまからでも十分に高めることができるのです
  • 私たちは外に求める-人にいい印象を与える・物質的な欲求を満たす・環境を変える-ことで自己評価を高めようとしますが、他人から自信・自己愛をもたせてもらうことはできず、それでは真の自己評価を得ることはできないのです

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コンテンツレポートブッダと自信を育てる心理学
この記事を書いた人
南 雄一郎

2011年 金沢大学工学部 卒業

大学では機械工学を専攻するなか、悩み解消のヒントや生きる指針を教える仏教に強い関心を持ち、仏教講演会に多数参加しました。

また大学卒業後は仏教と親和性のある心理学にも興味を持ち、独学で学びました。

現在は東京都内でライターをしながら、対人関係の悩みを解消し、自立した生き方の実現を目的とした 仏教×心理学のワークショップを開催しています。

自主開催のワークショップは累計200回以上。

2018年 新潟県キャリアセンター様主催 キャリアコンサルタント フォローアップセミナーにて講師をつとめました。

NPC法人HMC協会 認定心理カウンセラー(セルフ資格) 。

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