7/18(木)レポート 悲観的な人は病気にかかりやすい?悲観度と免疫機能との密接な関係-ブッダとポジティブ心理学から学ぶ オプティミストになる方法3

勉強会主催の南です。

今回は、友人に招待をしてもらっての勉強会で、よくお話ししている中目黒ではなく、田町駅の近くの会場でお話ししました。

勉強会には、初めての方6名を含む、13名の方にご参加いただきました!
友人から声をかけてもらった方も来られ、平日の開催でしたが多くの方にご参加いただき、とても嬉しく思います^^

勉強会後には、ご都合いい方で、食事もご一緒しました。

食事会も非常に盛り上がり、参加者の方から「みなさんポジティブで、楽しい食事会でした」という感想もありました。

交流も広がり、充実した時間となり、招待してもらった友人にも感謝です(>_<)

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人生がうまくいくのは楽観主義か悲観主義か?

今回の勉強会のテーマは
ブッダとポジティブ心理学に学ぶ「人生がうまくいくオプティミストになる方法」
についてでした。

このテーマの勉強会では、『オプティミストはなぜ成功するか』という本の内容をメインでお話ししています。

この本は、ポジティブ心理学の第一人者であるマーティン・セリグマン博士によって書かれたものです。

表題にあるオプティミストとは「楽観主義者」のことです。
オプティミストの反対はペシミストといわれ、「悲観主義者」のことですね。

物事を前向き・楽観的に考えて行動するオプティミストと、物事を後ろ向き・悲観的に考えるペシミスト。
果たしてどちらが社会的に成功できるのか、また健康状態や心理的な状態には、どちらがより良い影響を与えているのか。それらが科学的見地から明らかにされています。

オプティミストとペシミストを分けるのは「説明スタイル」

そもそも、オプティミストとペシミストは何を基準として分けられているのかというと、それは「説明スタイル」であるとセリグマン博士は言われています。

説明スタイルとは、

人々が自分たちに起こった不幸な出来事を、どのように自分に説明するか

というものです。

悪い出来事が起きたのを、

  • 悪いことは長く続く(=永続的)
  • 自分は何をやってもうまくいかない(=普遍的)
  • 自分がすべて悪い(=内的)

と説明するのがペシミストです。

反対にオプティミストは、自分に起きた不幸な出来事を

  • 敗北はこの時だけ (=一時的)
  • その原因もこの場合だけ(=限定的)
  • 挫折は自分のせいではなく、そのときの状況とか、不運とか、ほかの人々によるものだ(=外的)

と説明するのです。

このように、ペシミストとオプティミストは説明スタイルに大きな違いがあります。

では悲観的な説明スタイルと楽観的な説明スタイルは、どちらがより良い説明の仕方といえるのでしょうか。

それについて、楽観的な説明スタイルのほうがメリットが多く、デメリットが少ないのです。

セリグマン博士は、悲観度が高い人の問題点を4つ挙げています。

前回はその問題点の2つ、

うつ状態になりやすい
才能以下の業績しか上げられない

についてお話ししました。

前回の記事はこちら

9/30(日)レポート 悲観主義者はうつになりやすく、業績も上げられない-ブッダとポジティブ心理学から学ぶ オプティミストになる方法2
勉強会主催の南です。 今回の勉強会には、初めての方お1人を含む、4名の方にご参加いただきました。 猛烈な勢いの台風が迫っているときであり、誰も来られ...

今回は、残り2つの問題点についてです。

ペシミストが抱える4つの問題点とは?(後編)

③健康状態(免疫機能)が十分ではなく、歳を取るにつれてさらに悪化する可能性がある

悲観度が高い人の3番目の問題点は、悲観的な説明スタイルは、身体の健康状態にも悪影響を与えてしまうことです。

「病は気から」とは昔から伝えられてはいますが、心理学の見地からもまさにその通りだということなのですね。

物事を悲観的に考えると、感情もネガティブになり、それが免疫機能さえも低下させてしまい、病気を患いやすくなるとセリグマン博士は言われています。

さらに歳を取るにつれて、その影響は大きくなっていくのです。

セリグマン博士は詳しくこう説明されています。

私たちに分かったのは、60歳のときの健康状態は25歳のときの楽観度に深い関係があるということだった。

悲観的な男性たちは楽観的な男性たちよりも早い時期に、しかも重い生活習慣病にかかり始め、45歳になったときには健康状態にかなり大きな差ができていた

45歳に達すると男性は肉体的に下降線をたどり始める。どれほど早く、どれほどひどく衰えるかは、20年前の悲観度によって予測できる。

(『オプティミストはなぜ成功するか』より引用)

25歳のときの楽観度によって、その20年後の健康状態が予測できてしまうとは、驚きですね。

④楽しくあるべきはずの人生があまり楽しくない

最後の問題点が、悲観的であると、そうでない人に比べ、人生を楽しめなくなってしまうことです。

悲観度が高い人は、悪いことが長く続くと説明するので、立ち直るまでに多くの時間を要し、その期間は暗い気持ちでいることになります。

また、良い出来事が起こったとしても、その出来事は長くは続かないと説明し、良いことが長続きするような行動にも移しがたく、思いきり楽しめる時間も少なくなってしまうのですね。

 

悲観度の高さは、

  1. うつ状態になりやすい
  2. 才能以下の業績しか上げられない
  3. 健康状態(免疫機能)が十分ではなく、歳を取るにつれてさらに悪化する可能性がある
  4. 楽しくあるべきはずの人生があまり楽しくない

という問題点を招いてしまうため、身体的・精神的な病気を避け、人生を心から楽しむためには、悲観主義から楽観主義へと変わることが重要です。

ただ、では悲観主義には問題点しかないかというと、確かに問題点は多いものの、悪いことのみでは決していないのです
むしろ、悲観的な考えが時として必要になり、楽観主義では大きな危険を晒されることもあるのです。

次回は、悲観主義のメリットについて詳しくお話しします。

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この記事を書いた人
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