勉強会主催の みなみ です。
今回は田町にて、友人に招待してもらっての勉強会でした。
毎月、お話の機会をいただき、とてもありがたく思います。
今回の勉強会には初めての方お2人を含め、17名の方にご参加いただきました^^
仕事や交友に関する具体的な悩みについて、自分ならどう答えるかを皆さんにディスカッションをしていただき、それぞれのグループでお話が盛り上がっていました(^^)
参加者の方同士でお話しいただくことで、さまざまな考えに触れられ、自分の考えも相対的に考えることができ、多くの気づきを得た方もおられたようで、よかったです。
今後もこのような機会を続けて持てればと思います。
スポンサーリンク
上司との関係がうまくいっていない… 仕事のタスクを乗り越えるには?
今回は、
ブッダとアドラー心理学に学ぶ「即実践的 悩みの解決法」
というテーマでお話ししました。
このテーマのワークショップでは、『嫌われる勇気』の著者として有名になった岸見一郎さんの最新作『人生を変える勇気』の内容を参考にして、お話ししています。
人生を変える勇気 – 踏み出せない時のアドラー心理学 (中公新書ラクレ)
こちらの本には、さまざまな年代の人から寄せられた具体的な悩みに対して、アドラー心理学の観点からの状況分析と、その解決方法が示されています。
前回までは、自分に自信がなく他人のことが気になって、本心を言えない男性の悩みの解決について、お話をしてきました。
前回の記事はこちら

今回からは、仕事のタスクに関する悩みをご紹介していきます。
※アドラー心理学では、私達が乗り越えるべき「人生のタスク」があること、それは仕事・交友・愛の3つのタスクであると教えられています
以下は、仕事上の人間関係について、ある20代の男性からの悩みです。
仕事そのものは楽しいし、やりがいがあるのに、上司との関係がうまくいっていません。
朝、目覚めた時から憂鬱で、またあの上司に叱責されるのかと思うと、職場に向かう足取りが重くなってしまいます。
仕事そのものが楽しいと思えるのは素晴らしいことですね。しかし問題は上司との関係です。
上司に叱責されるかと思うと朝から憂鬱、職場に向かう足取りも重いとなると、高圧的で非常に当たりの厳しい上司であり、八つ当たりや高過ぎる要求などの理不尽なところもあるのかもしれません。
仕事にはやりがいがあるので、できれば上司との関係を改善して、辞めないようにしたい。そのためには上司とどう接していけばいいのか、という思いだと感じます。
労働政策研究・研修機構の調査によると、仕事を辞めた理由として「人間関係」は、
- 3年未満の人の場合は2位
- 3年以上の人の場合でも5位
に挙げられています。
職場の人間関係は、仕事を辞める理由として大きなものといえますね。他人事と言える人は少ないでしょう。
みなさんなら、どのように答えられるでしょうか。
「誰」がではなく、「何」が言われているかを大切にする
あるべき上司との関係について、『人生を変える勇気』ではこう言われています。
職場で大切なことは「誰」がいっているかではなく、「何」がいわれているかです。
上司であっても間違ったことをいうケースはありえますし、当然、部下が間違ったことをいうケースもあります。
「それは違うのではないですか」といって、よく思われない職場であれば、この先ここでずっと働き続けていいものかよく考えた方がいいと思います。
「誰」がいっているのかというのは、重視してしまいがちですよね。
「上司が言っているのだから従わなければ…」
「部下の自分が言っても、間違ったことを言っていると思われるだろう」
という思いは、どなたにもあると感じます。
しかし大切なことは「何」がいわれているかであり、役職に関係なく、間違ったこと、理不尽なことを言われた場合は、その間違いは指摘されるべきですし、指摘すべきだとアドバイスをされています。
間違いを指摘して怒りを露わにするような上司であれば、今後の関係改善は難しいでしょうし、第三者からの介入も難しい職場であれば、職場を変えるという選択肢も視野に入れる必要も出てくるということですね。
相手との関係は「縦」か「横」か?
問題の解決として、まず、上司との関係はどのような関係であるかを見て、関係の改善のためにできることはないかを探っていくのがおすすめです。
アドラー心理学では対人関係のあり方に、「縦の関係」と「横の関係」があると教えられています。
対人関係で悩みがあるということは、それは「縦の関係」だからなのです。
理想とすべき関係は「横の関係」であり、相手と横の関係を築くことができれば、お互いに負の感情は解消されていくでしょう。
次回、
- 「縦の関係」と「横の関係」はそれぞれどういう関係なのか
- 「縦の関係」の問題点とは
- 「横の関係」を築くには具体的にどういったアクションを起こせばいいのか
ということをお話ししていきます。
まとめ
- アドラー心理学で教えられる人生のタスクの最初が「仕事のタスク」です。仕事上の対人関係の悩みを解決する心がけとして、「誰」が言っているかではなく「何」が言われているかが大切である、といわれています
- 「上司が言っているから」正しいと限らず、「部下が言っているから」間違いとも言えません。役職に関係なく間違ったことを言っていれば、「それは違うのではないですか」と言うべきであり、それがよく思われない職場であれば、職場を変える選択肢も視野に入れるべきといわれています
- アドラー心理学では対人関係のあり方に「縦の関係」「横の関係」があるといわれています。理想とすべき関係は「横の関係」であり、横の関係を築ければ、お互いに負の感情は解消されていくのです
続きの記事はこちら

スポンサーリンク