3/15(日)レポート 誤った信念(ベイシック・ミステイクス)の特徴とは?(誇張、見落とし)-アドラー心理学に学ぶ“認知のゆがみ”の改善法4

勉強会主催の みなみ です。

今回のワークショップには初めての方3名を含む、7名の方にご参加いただきました。

新型コロナウイルスの影響もあるなかですが、予定通りご参加くださり、感謝の思いです(>_<)

コロナウイルスの影響を危惧し、ZOOMというビデオ会議ツールを使用しての配信も始めており、ZOOMから初めて参加された方もいらっしゃいました^^

配信にも少しずつ慣れてきましたが、オンラインでも滞りになく受講いただけるように、より改善していきたいと思います。

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誤った認知(ベイシック・ミステイクス)に気づくことで、認知のゆがみの改善につながる

今回のテーマは、
ブッダとアドラー心理学に学ぶ「悪循環を引き起こす“認知のゆがみ”の改善法」
についてでした。

アドラー心理学に限らず、心理学では「認知論」ということが教えられています。

認知論とは「人それぞれ、異なった意味づけ(認知)をしている」ということです。

人は1つものを同じように見ているのではなく、それぞれ独自の見方をしているのであり、同じものを見ていても認識の仕方はまったく異なる、といっても過言ではないのですね。

認知論

たとえば、イギリスの金融会社でボーナスが出ないと知ったとき、ふつうは気力がすっかり失ってしまうと思います。

しかし少数ですが、なかには さらにやる気を出して頑張るリーダーもいるのです。

同じ立場にいても、「まだまだやれる」というポジティブな認識をして頑張れる人もいれば、「こうなったら、もうダメだ。自分には無理だ」というネガティブな認識を持ち、まったく行動できなくなることもあるのです。

ゆえに、生きやすい人生を送るためには、建設的な行動へとつながる物事の見方をすることが大切なのですね

そのような前向きな行動につながる認識をするには、まず、誤った認知・思考に気づくことです。誤った認知に気づくことで、認識を変えるも可能になります。

その誤った認知にはさまざまな特徴があります。アドラー心理学では「ベイシック・ミステイクス(基本的な認知の誤り)」といわれ、誤った見方には5つの特徴があると教えられています。

その特徴を知ると、自分の誤った認知・思考により気づきやすくなり、悪循環を引き起こす認知のゆがみを正すことができるようになるのですね。

その5つの特徴とは、

  1. 単純化
  2. 一般化
  3. 誇張
  4. 見落とし
  5. 関係づけ

です。

誤った認知の5つの特徴

前回は1番目の「単純化」、2番目の「一般化」についてお話ししました。

前回の記事はこちら

12/1(日)レポート 誤った信念の5つの特徴とは?(単純化と一般化、レッテル貼り)|アドラー心理学に学ぶ“認知のゆがみ”の改善法4
勉強会主催の みなみ です。 今年も1ヶ月を切りましたね。 今回のワークショップには初めての方4名を含む、7名の方にご参加いただきました。 心...

今回は、3番目の「誇張」、4番目の「見落とし」についてご紹介します。

誤った信念の5つの特徴(誇張)

③誇張

「誇張」は、問題を過度にオーバーにとらえる信念です。

絶対に」「完全に」「すべての」「常に」がくっついている信念ともいわれています。

たとえば、

あの人は絶対に私を好きになってはくれない

という考えです。

「絶対に」という言葉をつけることで、あの人との関係改善はもう望めないと思い、関係改善のための行動をすることはなくなり、その人との対人関係を避けることになるでしょう。

ほかには、

これが失敗したら、すべて終わりだ

というものです。

1つのことが失敗したからといって、すべて終わりになることはありませんね。

しかしすべて終わりと思うと、過度にプレッシャーを感じ、実力をフルに発揮することは難しくなります。
そして、もし失敗をすれば、自分を過剰に責めてしまうことになるでしょう。

何をやっても常にうまくいかない

常に何をしてもうまくいかないと思ったら、新しいことにチャレンジする意欲が失われてしまいますね。
いま取り組んでいることも、「やっぱり失敗するだろう」という気持ちになって、通常ならうまくいくことも、うまくいかなくなるかもしれません。

④見落とし

「見落とし」は、問題のある部分を見落としていて、不完全なデータで判断を下すことです。

たとえば、

「(親・上司に認めてもらったこともあったのに)親・上司に認めてもらえなかった

というのは、見落としてですね。

親や上司に本当に叱られてばかりで、認めてもらえたことなど1度もなかったというと、そうではない人のほうが多いでしょう。

注目してもらったこと、認めてもらえたことも過去にはあったが、見落としてしまうと、自分を不幸だと思い込み、相手を責めることにつながってしまいますね。

自分を正当化するために、あえて認めてもらった事実を無視している、ということもあるでしょう。

人間はもともと、うまくいっていないこと、不完全な出来事、ネガティブな面に注目をしてしまいがちです。
そのようにネガティブなことに気を取られると、うまくいったこと、達成した出来事、ポジティブな面を見落としてしまうのですね。

 

次回は、最後の誤った信念である「関係づけ」と、誤った認知を改善する“土台”となる考えをお話しします。

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コンテンツ ブッダとアドラー心理学 レポート
この記事を書いた人
南 雄一郎

仏教で説かれるブレない“人生の指針”を伝えたいと思い、 心理学や自己啓発を切り口に、都内で仏教と心理学を組み合わせたワークショップを開催しています。

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