勉強会主催の みなみ です。
今回の勉強会には初めての方4名を含む、9名の方にご参加いただきました^^
この日は気温が上がって、気持ちのいい天気になりましたね(その分、風がとても強かったのが難点でしたが)。
今回は特に勉強会の内容に関心を持っていただいた方が多く、
「前向き、積極的で正しいアプローチが大切とわかりました」
「とてもわかりやすく、楽しく学ばせて頂きました」
という感想をいただき、私自身も嬉しくなりました(^^)
今回の学び、理解の深まりを、ぜひ今後にも活かしていきたいと思います。
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運のいい、悪いは生まれつきではない!発見された「運のいい人の法則」
今回のテーマは、
ブッダと心理学から学ぶ「自分で運は変えられる!運のいい人の“4つの法則”」
についてでした。
このテーマのワークショップでは、ハートフォードシャー大学の心理学教授 リチャード・ワイズマン氏の『運のいい人の法則』の内容をメインにお話ししています。
「運」と言われると、
「それは自分ではどうしようもないもの」
「偶然の産物であり、身を任せるしかない」
と思われる方がほとんどだと思います。
しかしワイズマン博士は、不確定要素が多そうであるがゆえ心理学者が研究対象として避けてしまう「運」の研究をあえて進め、運のいい人に共通する4つの法則を発見したのです。
生まれつき運のいい人、悪い人がいるのではなく、運のいい人は幸運を生み出す法則を実践しているのだとワイズマン博士は明言されています。
だから私たちも運の法則を正しく理解し実践すれば、幸運を実現させることができるのです。
その運の法則の1つ目が「チャンスを最大限に広げる」であり、それと外向性との関係を前回までお話ししていました。
前回の記事はこちら
今回は、運のよさと、性格5因子の1つである「神経症的傾向」との関係をご紹介します。
“肩の力を抜いている”ことと幸運との関係
運のいい人の性格に関する特徴して「運のいい人は、肩の力を抜いている」と言われています。
肩の力が抜けていることと、運のよさ。いったいどのような関係があるのでしょうか?
これについて、ワイズマン博士はある実験を行いました。
それは、協力者たちに新聞を渡し、その中に写真が何枚載っているかを数えてもらう、というものです。
「自分は運が悪い」と思っていた人たちは、平均して2分かかったのに対して、「自分は運がいい」と考えていた人たちは、指示された作業を数秒で終えたのです、
かたや2分で、かたや数秒。なぜこんな大きな違いが生じたのでしょうか?
実は、新聞に細工がしてありました。
新聞の2ページ目に大きな字で
数えなくていいです。この新聞の写真は43枚です。
と書いてあったのです。
「運がよい」と思っていた人はこれに気づいたため、すぐに写真の枚数がわかったのですが、「運が悪い」と思っていた人たちはこれを見逃し、1枚1枚めくって調べたがために、作業を終えるまでにこれほどの差が生まれたのですね。
このことから、「運がよい」と思っている人は、基本的に穏やかで落ち着いているため、チャンスに気がつきやすいこと、
反対に「運が悪い」と思っている人は緊張や不安を感じやすいため、チャンスに気づかず、見逃してしまうことがわかりました。
神経症的傾向に関するテストで、運のいい人はそれが小さく、運の悪い人は神経症的傾向が運のいい人に比べて大きかったことからも裏づけられています。
それをワイズマン博士は、
運の悪い人は何かに気を取られすぎて、自分の周りにあるチャンスの存在にさえ、気づかない場合があまりにも多い。
と、指摘をされているのです。
肩の力を抜いて落ち着いていることは、普段の生活でもメリットが多く、さらに、人と会って話をするときに大きな効果が発揮されるといわれています。
具体的にどのようなメリットがあるのか、
また対人関係で肩の力を抜いていることはどんな武器となるのか。
それについては次回、詳しくご紹介します。
まとめ
- リチャード・ワイズマン博士の研究によって、生まれつき運のいい人、悪い人がいるのではなく、運のいい人に共通する4つの法則があることが発見されました
- 運のいい人、悪い人の違いはひと言でいうと「性格」、なかでも外向性・神経症的傾向・開放性と「運」とには密接な関係があることがわかっています
- 運のいい人は「神経症的傾向」が低い、つまり「肩の力を抜いている」といわれています。肩の力が抜けている(=穏やかで、落ち着いている)ことで、運のいい人はチャンスに気づきやすいのです
- 運が悪いと思っている人は緊張や不安を感じやすいため、チャンスの存在にさえ気づかない場合が多いといわれています
続きの記事はこちら
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