7/6(土)レポート 本当の自己評価を育む“意識的に生きる”7つのポイントとは-自信を育てる心理学から学ぶ「適切な自己評価の高め方」6

勉強会主催の みなみ です。

今回のワークショップには、初めての方5名を含む、8名の方にご参加いただきました。

お仕事が落ち着かれて、久しぶりにお会いできた方や、友人を誘って参加された2回目の方ともお話しでき、喜びもひとしおでした^^

ワークショップ後も、参加者の方同士のシェアや、質疑応答も盛り上がり、時間もあっという間に過ぎたように感じます。

今回お話しした内容、気づかれたことが少しでも日常に生かされ、良い変化の1つのきっかけとなれば幸いです。

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人生そのものを決めてしまう… 満ち足りた人生に不可欠な“自己評価”とは?

今回の勉強会は、
ブッダと自信を育てる心理学から学ぶ「適切な自己評価(セルフ エスティーム)の高め方
についてでした。

このテーマの勉強会では、『自信を育てる心理学』という本の内容をメインでお話ししています。

自信を育てる心理学 「自己評価」入門

こちらはアメリカの臨床心理学者であるナサニエル・ブランデン氏によって書かれた、自己評価(セルフ・エスティーム)の入門書です。

セルフ・エスティームは、「自分に自信を持ち、自分の価値を認める気持ち」をいいます。

「自分なんかダメだ」
「自分は愛される価値がない」

など、自分に対してとても否定的な見方をしたことはないでしょうか。そういうときは、自分の価値を認めるセルフ・エスティームが欠けている状態です。

今日 特に問題となっている、さまざま心理的な障害があります。

不安や抑うつ、恐れなどの感情。それらの感情を紛らわすためのアルコールや薬物の濫用。
否定的な感情・考えによる学校や職場での成績不振。さらには配偶者への暴力や児童への虐待といった、非常に深刻なものもあります。

実はこれらの障害は、もとをたどっていけば、必ず自己評価の欠如にいきつく、とブランデン氏は指摘されているのです。

自己評価が低いと、それに続く行動は受動的・消極的なもの(あるいは他者に対する怒りや不満といった感情による破壊的な行動)となってしまいます。
反対に、自己評価が高ければ、積極的な行動へとつながり、自己成長のための努力にも前向きになります。他者に対する思いやりを持つこともできるでしょう。

ゆえに、自己評価が人生そのものを決めてしまう、といっても過言ではないのですね。

ではどうすれば自己評価を適切に高めることができるのでしょうか。

自己評価を高める基本が「意識的に生きる」ことです。

前回は、仕事面・対人関係・自分の夢のそれぞれに対する意識的な生き方、無意識的な生き方とはどんなものかをご紹介しました。

前回の記事はこちら

5/16(木)レポート 自己評価を高める“意識的な生き方”、自己評価を下げる”無意識的な生き方”の具体的な違い-自信を育てる心理学から学ぶ「適切な自己評価の高め方」5
勉強会主催の みなみ です。 今回の勉強会には初めての方6名を含む、12名の方にご参加いただきました! 平日の開催ながら、多くの方にご参加いただき、...

今回は、意識的に生きるためのポイントをお話ししていきます。

自己評価は自分の問題。自分で育む一歩が「意識的に生きる」

改めて確認したいのが、

自己評価は「人が自分をどう思い、どう感じているのか」でなく、「自分が自分自身をどう思い、どう感じているか」ということです。

ゆえに、どんな生育歴であっても、大人になれば自己評価は自分の問題である、とブランデン氏は言われています。

厳しく感じるかもしれませんが、裏を返せば、「どんな人も今からでも、自己評価を高めることができる」ともいえるのですね。

その自己評価を高める一歩が、意識的に生きることです。

意識的に生きるとは、事実を尊重することであり、現実に責任をもって生きる、ということです。

目の前で起こっているにもかかわらず、

認めたくないものは見ようとしない
好きなのは認めるけれど嫌いなものは認めない

というのは、意識的な生き方ではありません(それは無意識的な生き方です)。

意識的に生きるとは事実を尊重する、好きでも嫌いでも事実を認める

目の前のことを受け入れようとしない、ごまかそうとする、人のせいにするのは、無意識的な生き方であり、それでは本当の自己評価は高まらないのですね。

たとえ見たくなくても、受け入れづらくても、人のせいにしたいいっぱいであっても、事実を尊重して、自分の責任として受け入れる。それでこそ、本当の自己評価が育まれていくのです。

本当の自己評価を育む-意識的に生きる7つのポイント

実際に、意識的に生きるにはどうすればいいのか、そのポイントをご紹介します。

まず、

  • 考えることから逃げないのが意識的
  • 考えもせず、行動もしないのが無意識的

です。

嫌なことがとにかく過ぎ去ってほしいと思うのではなく、なぜこのようなことになったのかを正しく考え、事態を改善させるにはどうすればいいのか、いまの状況から何か学べることはないかを探せるのが意識的な生き方ですね。

  • 気づくことへの勇気があるのが意識的
  • そもそも気づかない(あるいは気づこうとしない)のが無意識的

変えるべきところに気づき、そのための行動を起こせるのが意識的な生き方です。

  • 真実を尊重するのが意識的
  • 真実を否定するのは無意識的

目の前のことをしっかりと見ようとせず、否定し、責任を回避するのは無意識的な生き方ですね。

  • 積極的な生き方をする(必要なリスクをとる)のが意識的
  • 消極的な生き方をする(リスクを避ける)のが無意識的

真実を尊重すれば、改善や学び、向上へとつながり、積極的な生き方へとつながります。

  • 自分に正直である(進んで誤りを認める)のが意識的
  • 自分に不正直である(誤りを認めない)のが無意識的

「こんなはずはない」と自らの誤りを認めず、「これではダメだ」と気づきながらも行動しようとしない不正直な態度は、無意識的な生き方ですね。

意識的に生きることのポイント

意識的な生き方をひと言でいえば「自立」した態度、無意識的な生き方は「依存・自己欺瞞」ともいえるでしょう。

人のせいにせず、ごまかさず、基本的には自分でものごとを解決しようとし、自己成長させていくのが意識的な生き方なのですね。

意識的な生き方のポイントは、どれも簡単なものではなく、すぐに実行するのは難しいと思います。

まずは、これはいちばんできそう、と思ったことを1つでも2つでも選び、日常生活の指針にしてみてください。
その指針に沿うままが、自己評価を育むことになるのです。

 

次回は、仏教の観点からの「意識的に生きるポイント」をお話しします。

まとめ

  • セルフ・エスティームとは「自分に自信を持ち、自分の価値を認める気持ち」をいいます。セルフ・エスティームが欠けていると自分に否定的な見方をし、それは心理的な障害にもつながってしまいかねません
  • 自己評価が高ければ、積極的な行動・自己成長のための努力につながり、他者への思いやりを持つこともできます。ゆえに満ち足りた人生に、自己評価は不可欠なのです
  • 自己評価を高める基本は「意識的に生きること」です。意識的に生きるとは、事実を尊重すること、現実に責任を持って生きることです。反対に事実を見ようしなかったり、都合よく解釈したり、責任を回避したりする(あるいは過剰に責任を負う)のは無意識的な生き方とされます
  • 意識的な生き方をひと言でいえば「自立」、無意識的な生き方は「依存・自己欺瞞」的な生き方です。人のせいにせず、ごまかさず、自分でものごとを解決しようとし、必要なときは助けを求められるのが意識的に生きるということであり、そうしてこそ自己評価を高められるのです

続きの記事はこちら

8/10(土)レポート 仏教で説かれる意識的な生き方“自因自果”、無意識的な生き方”他因自果”とは?-自信を育てる心理学から学ぶ「適切な自己評価の高め方」7
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コンテンツレポートブッダと自信を育てる心理学
この記事を書いた人
南 雄一郎

2011年 金沢大学工学部 卒業

大学では機械工学を専攻するなか、悩み解消のヒントや生きる指針を教える仏教に強い関心を持ち、仏教講演会に多数参加しました。

また大学卒業後は仏教と親和性のある心理学にも興味を持ち、独学で学びました。

現在は東京都内でライターをしながら、対人関係の悩みを解消し、自立した生き方の実現を目的とした 仏教×心理学のワークショップを開催しています。

自主開催のワークショップは累計500回以上。

2018年 新潟県キャリアセンター様主催 キャリアコンサルタント フォローアップセミナーにて講師をつとめました。

NPC法人HMC協会 認定心理カウンセラー(セルフ資格) 。

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