1/28(日)ワークショップレポート「行動心理学とブッダから学ぶ”GIVE&TAKEの精神”」②

勉強会主催の みなみ です。

今回の勉強会には初めての方お2人を含む、6名の方にご参加いただきました^^

今回は特にディスカッションの時間がとても盛り上がりました!
やはり私から一方的に話をするだけでなく、参加された方同士で交流してもらうことで考えをより深めていただけるのだなと実感しています。

せっかく参加していただいたからには、日常に生かせるところまで落とし込んでもらえるよう、工夫していきたいと思います(^^)

『GIVE&TAKE』から知る“人間の3つのタイプ”

今回の勉強会のテーマは「行動心理学とブッダから学ぶ”GIVEの精神”」についてでした。

『GIVE&TAKE』という、組織心理学者のアダム・グラントさんによって書かれたベストセラーを元に話をしています。

GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代 (単行本)

この本には、3万人以上を対象にした心理学実験により、人間を3つのタイプに分けられています。

それは

Giverギバー、受け取る以上に多くを与えようとする人)、

Takerテイカー、与えるよりも多くを受け取ろうとする人)、

Matcherマッチャー、与えることと受け取ることのバランスを取ろうとする人)

の3つです。

この3つのタイプのうち、最も成功から遠い位置にいるのはギバーです

ギバーは与えようとするあまり、自分のことがおろそかになったり、テイカーにだまされて搾取されたりすることがあり、残念ながら成功から離れてしまいます。

では最も成功している人はどのタイプだと思いますか?

実はそれもギバーなのです

なぜこのような違いができるのかというと、「自己犠牲型」と「他者志向性」のギバーの2通りがあるからなのです。

自己犠牲型のギバーは、まさに自己犠牲により調子を崩し、燃え尽きてしまいます。

どうすれば他者志向性のギバーになれるのでしょうか。

そのメソッドを3つにまとめました(本にはもっと多くのメソッドが書かれていますが、私の主観で特に大事だと思ったものを3つだけ挙げています)。

それは

  1. Giverの素晴らしい特徴
  2. 自己犠牲型と他者志向性のGiverの違い
  3. 「与えることが当たり前」の環境

の3つです。

これからのレポートでは、これらのメソッドの詳細を書いていきます。

3つのタイプの詳細を知りたい方はこちら

実は仏教が由来-「旦那」の本当の意味は?

他者志向性のギバーになるための方法をご紹介する前に、仏教でもギバーになることが勧められていることをお話しします。

仏教は、2600年ほど前にインドで活躍されたお釈迦様が説いた教えです。

お釈迦様はどんなことを教えていかれたのかというと、「幸せになるためにはギバーになろう」ということです。

もちろん、ギバーという言葉はお釈迦様は使っていませんが、「旦那」という言葉がそれに当たると思います。

「旦那」といえば、今はご主人の呼び名として使われていますよね。

ところが元々は、「旦那」とは仏教が由来の言葉です。

サンスクリット語で「ダーナ」という仏教の言葉があります。これに漢字を当てたのが「旦那」です。

ダーナの意味は、「ほどこし布施」ということで、お金やものを与えることです。
そこから転じて「布施をする人与える人」という意味でも使われるようになりました。

ではどうしてご主人のことを「旦那」というようになったのでしょうか?

それはご主人というのは、奥さんや子供を養う人であり、与える人ですね。
だからご主人を「旦那」というようになったのです。

ではご主人でない人は「旦那」ではないかというと、与える人は皆「旦那」さんになれます。

出稼ぎに行っている奥さんはまさに「旦那」ですし、自分が稼いでいなくても、ご主人が元気になるようにサポートしている人も、元気を与える人、癒やしを与える人なので「旦那」さんですね

だから、「旦那」本来の意味がわかりますと、みんなが「旦那」になり得るとわかりますし、みんなが「旦那」になれば素晴らしい循環が生まれ、幸せになることができます

ゆえに、お釈迦様は「旦那」になることを勧められているのですね。

「旦那(与える人)」の反対は?

この「旦那(与える人)」の反対の言葉は「餓鬼がき)」といわれます。

餓鬼とは、

強欲で嫉妬深く、物惜しく、常に貪りの心を起こし、その行為をする人

のことです。

与える人の「旦那」とはまさに正反対で、強欲で、相手から奪おうとするのが餓鬼なのです。

子供のことを「ガキ」といわれることもあるのは、子供は基本的に養ってもらわなければ、与えてもらわなければ生きていけない存在であり、いわば“奪う“存在だからですね。

もちろん子供だから、それで仕方ありません。
成長するにつれて「与える」存在になっていけばいいのです。

しかし大人でありながら、相手に与えることを嫌い、奪うことばかりを考えている人がいれば、その人は心が「餓鬼」と言わざるを得ません

心が餓鬼の人には近づきたくないですよね。
そんな心でいれば、周りの人は離れていき、孤独になってしまいます。

だからやはり「与える」こと、「旦那」になることが幸せになる一番の方法なのですね。

ただ、「GIVE&TAKE」と同じように、お釈迦様もやみくもに与えればいい、とは教えられていません。与えるときに気をつけたい、大切な心がけも同時に教えられています

その大切な心がけについても今後、ご紹介していきます。

それでは次回から、他者志向性のギバーになるメソッドを順にお話しします。

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この記事を書いた人

仏教で説かれるブレない“人生の指針”を伝えたいと思い、 心理学や自己啓発を切り口に、都内で仏教と心理学を組み合わせたワークショップを開催しています。

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