2/22(木)レポート 共同体感覚の3つの要素とは-アドラー心理学にみる 健康なパーソナリティ1

勉強会主催の みなみ です。

2/22(木)の勉強会には、初めての方お2人にご参加いただきました^^

急に冷え込み、寒さのきびしい中でしたが、予定通りご参加いただき、お話の機会をいただいて、ありがたく思いました(>_<)

参加された方は、アドラー心理学関連の本は読まれたことがあったそうですが、それもだいぶ前で、忘れていたことをいろいろ思い出されようです。
お役に立てたようで、嬉しい気持ちになりました(^^)

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アドラー心理学にみる「4つのパーソナリティ」とは?

今回の勉強会のテーマは、
ブッダとアドラーから学ぶ「対人関係を良好にするパーソナリテ­ィの条件」
でした。

パーソナリティとは、「性格」や「気質」、「個性」のことをいわれます。

それぞれみなさん、多種多様なパーソナリティを持っています。

明るい性格の人やポジティブな人、
あるいは性格の暗い人や、悲観的な人、
刺激が好きの外向的な人や、刺激を避けて落ち着きを好む内向的な人など、パーソナリティといってもさまざまですね。

そんなパーソナリティを、個人心理学(アドラー心理学)で有名なアルフレッド・アドラーは、大きく4つに分類しました。

その4つとは、

  1. 共同体感覚が高く、活動的な人
  2. 共同体感覚が高く、非活動的な人
  3. 共同体感覚が低く、活動的な人
  4. 共同体感覚が低く、非活動的な人

です。

図で表すと、以下のようになります。

この中で、

  • 共同体感覚が高く、活動的な人
  • 共同体感覚が高く、非活動的な人

は「健康なパーソナリティ」の人であり、

  • 共同体感覚が低く、活動的な人
  • 共同体感覚が低く、非活動的な人

は「未熟なパーソナリティ」の人であるといわれています。

つまり、活動的か非活動的かにかかわらず、共同体感覚が高い人は「健康なパーソナリティ」の人であり、共同体感覚の低い人は「未熟なパーソナリティ」の人ということですね。

よって健康か不健康かの基準は「共同体感覚」といえます。キーワードは「共同体感覚」です。

「共同体感覚」の3つの要素とは?

では「共同体感覚」とは何でしょうか?

共同体感覚は、以下の3つのものから成り立っているといわれます。

  1. 自己受容
  2. 他者信頼
  3. 他者貢献(感)

それぞれどんなものか、簡単にみていきましょう。

①自己受容

ありのままの自己を受容している、自分を受け入れている状態のことです。

もっとわかりやすくいうと、自己評価が高い、自分のことが好きである、ということです。

それとは反対に、自分のことが嫌い、自己嫌悪に陥っている人間は、健康なパーソナリティとはいえません。

実際に自己評価が低い人、自分のことがイヤでイヤでたまらない人が周りにいたら、あまり関わりたいと思えませんよね。

あるいは、必要以上に自慢している人も、自己を大きく見せないと不安であるからであり、実は劣等感の裏返しといわれます。そういう人も、健康なパーソナリティとはいえないでしょう。

②他者信頼

他人を信頼し、協力している状態のことです。また、不必要に競争しないことをいいます。

ここで知っておきたいのが、他者信頼は、「信用」と異なることです

アドラー心理学にみる、「信頼」と「信用」の明確な違い

「信頼」と「信用」。

私達は普段、この2つを厳密に分けて使うことはないと思いますが、アドラー心理学では明確に分けて使われています。

「信用」は、条件付きで相手を信じることです
「~だから、信じる」ということですね。

ケンカになると「そんな人だとは思わなかった」という言葉が飛びます。
これは裏を返すと「あなたはそんな人ではない」という条件付きで、あなたを信じていた、ということですね。

信用と聞くと、いいことのようにも感じますが、ちょっときびしめに言うと、相手に「あなたはこんな人であってほしい」という理想を押し付けていることになります。
これはトラブルの元になりますね。

これに対し「信頼」は、無条件で相手を信じることです

相手がたとえどんなことをしたとしても、それを受け入れて信じる、ということですね。
理想を押し付けるのではなく、相手を認めることです。

この信頼こそ、相手と良好な関係を築ける、といわれます。

②他者貢献(感)

最後の他者貢献感は、自分は役に立つ、他の人の役に立つ、ということを感じている状態のことです

「貢献感」が持てている状態のことですね。

「自分や役立たずだ」と思っていては、ツラくなってしまいます。自己評価も低くなってしまいますね。
だから他者貢献感も、健康なパーソナリティの重要な要素といえます。

まず自分が「役に立てている」と実感することが大切です。

その上でさらに、実際に他者の役に立てているかどうかを調査し、自分の貢献に責任を持つことも大事です。
そこを怠ると、押し付けがましい、単なる自己満足になってしまいますね。

 

以上が共同体感覚の3つの要素であり、これらがしっかりとできている人は共同体感覚が高いといえますし、反対にはこれらができていない人は共同体感覚が低いといえます。

また、この共同体感覚はさらに簡単な、よりわかりやすい表現もいわれます。

それについては次回、お話ししていきます。

まとめ

  • パーソナリティとは性格や気質、個性のことをいいます。アドラー心理学では、パーソナリティは大きく「健康か未熟か」で分けられています。共同体感覚の高い人は健康なパーソナリティの人、共同体感覚の低い人は未熟なパーソナリティの人、といわれます
  • パーソナリティを健康か未熟かに分ける基準である「共同体感覚」は、以下の3つから構成されています
    • 自己受容-自己評価が高い、自分のことが好きであること
    • 他者信頼-他人と協力している状態、不必要に競争しないこと
    • 他者貢献(感)-自分は役に立てている、他の人の役に立てていると感じている状態
  • アドラー心理学では「信用」と「信頼」は明確に分けて使われています。条件付きで信じるのが信用(価値観の押しつけ)、無条件で信じるのが信頼です(相手をありのまま認める)

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この記事を書いた人
南 雄一郎

2011年 金沢大学工学部 卒業

大学では機械工学を専攻するなか、悩み解消のヒントや生きる指針を教える仏教に強い関心を持ち、仏教講演会に多数参加しました。

また大学卒業後は仏教と親和性のある心理学にも興味を持ち、独学で学びました。

現在は東京都内でライターをしながら、対人関係の悩みを解消し、自立した生き方の実現を目的とした 仏教×心理学のワークショップを開催しています。

自主開催のワークショップは累計500回以上。

2018年 新潟県キャリアセンター様主催 キャリアコンサルタント フォローアップセミナーにて講師をつとめました。

NPC法人HMC協会 認定心理カウンセラー(セルフ資格) 。

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