9/7(土)レポート トラブルを防ぎ、良好な人間関係を築くには?キーワードは「共同体感覚」-アドラー心理学に学ぶ ライフスタイル診断と、自己受容法4

勉強会主催の ゆう です。

今回の勉強会には初めてのお1人を含む、4名の方にご参加いただきました。

今回は、より皆さんとの語らいの時間、ワークの時間、日常を振り返る時間を多めに取ることができたように感じます。

私自身も、皆さんとお話をしていて、気づきも得られ、有意義な時間となりました^^

参加された方から、「今回の学びを振り返り、少しずつでも実践していこうと思います」とのご感想をいただき、実践に移そうとされていること、嬉しく思います。

ワークショップでの学びが、日常での良い変化につながることを願っています。

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アドラー心理学にみる、代表的なライフスタイル

今回の勉強会のテーマは、
アドラー心理学に学ぶ「ライフスタイル診断と、自己受容法
についてでした。

アドラー心理学で「ライフスタイル」とは、“認知行動パターン”のことを指します。

相手や物事をどのように見て、受け止め、それをどう考えて、どう行動に移すか。そのパターンということです。

そのようなパターンは人それぞれですね。まったく同じライフスタイルの人はいません。

ただ、代表的なライフスタイルを知り、自分がどのライフスタイルに近いかを知ることで、長所や短所、対人関係で特に気をつけるべき点がつかみやすくなります

代表的なライフスタイルには、以下の6つがあります。

  1. 欲張りタイプ(ゲッター)-他者は自分に奉仕して当然
  2. 赤ん坊タイプ(ベイビー)-他者からの保護がほしい
  3. 人間機関車タイプ(ドライバー)-私は優越でなければならない
  4. 自己抑制タイプ(コントローラー)-私は失敗してはならない、私は感情的にとりみだしてはいけない
  5. 犠牲者(ヴィクティム)-私は無実の犠牲者だ
  6. 興奮探し(エキサイトメント・シーカー)-私は興奮しているときだけOKだ

6つのライフスタイル 1ゲッター 2ベイビー 3ドライバー 4コントローラー 5ヴィクティム 6エキサイトメント・シーカー

前々回、前回と、それぞれのライフスタイルの特徴をお話ししてきました。自分がどのライフスタイルに近いのか、どのライフスタイルの特徴と重なっているのか、ぜひ参照なさってください。

ゲッター、ベイビー、ドライバーの特徴はこちら

5/4(土)レポート 代表的なライフスタイルの特徴とは?(ゲッター、ベイビー、ドライバー)-アドラー心理学に学ぶ ライフスタイル診断と、自己受容法2
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コントロール、ヴィクティム、エキサイトメント・シーカーの特徴はこちら

5/28(火)レポート 代表的なライフスタイルの特徴とは?(自己抑制、犠牲者、興奮探しタイプ)-アドラー心理学に学ぶ ライフスタイル診断と、自己受容法3
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それぞれのライフスタイルの特性は良い面もあり、無理になくそうとする必要はありません。

しかし特性が過度に悪く出てしまうと、対人関係のトラブルにつながることもあります。そこは気をつけねばなりません。

今回は、特性が悪く出るのを防いで、トラブルを避ける方法をご紹介していきます。

良好な人間関係を築くには?キーワードは「共同体感覚」

ライフスタイルの特性が過度に出てしまうのを防ぐにはどうすれはいいのでしょうか。

それには、「共同体感覚」を高めていくことです。

共同体感覚とは何かについて、次のように説明されます。

人はこの世界に一人で生きているのではないので、自分だけではなく、他者にも関心を持たなければならない

そのような共同体への所属感を持ち、貢献すること

共同体とは、私たちのいる空間のことですね。その共同体は、私を中心にして回っているのではありません。たくさんの人がおり、私はそのなかの一人であって、互いに支え合って生きています。

「自分一人ではない」と意識し、他者に関心を持ち、その他者への貢献に踏み出していく…。そのような感覚が共同体感覚なのですね。

共同体感覚はひと言で「他者への関心(social interest」ともいわれます。「他者の関心事」に関心が持てている状態が、共同体感覚の高い状態です。

自分が興味を持っていること、関心を持っていることに関心を向けてくれる人がいたら、とても嬉しいですよね。
共通の趣味を持っていると、すぐに打ち解けることができます。

そして何より、自分の価値観や大切に思っていることに共感をしてもらえると、救われたような気持ちにさえなると思います。
たとえ同意・賛成はしてくれなかったとしても、関心を示し、共感をしてもらえると、相手は自分を理解をしてくれたと感じ、心を開いて応じるようになるでしょう。

他者の関心事に関心を持つことが良好な対人関係を築くためにいかに大切かが、わかります。

アルフレッド・アドラーの高弟といわれる心理学者のルドルフ・ドライカースは、他者への関心を持つ大切さをこう語っています。

ある出来事が起こったときに、健康な人は、これはみんなにとって いったいどういうことだろうか、 他者にとってどういうことだろうかと、まず考える

不健康な人は、これは自分にとってどういうことだろうかとまず考える

(『アドラー心理学入門』より引用)

他者の関心事に関心を持てる人は、相手にも貢献ができ、自分も精神的に健康になれる人なのですね。

 

では他者への関心を持てるようにして、共同体感覚を高めるには具体的にどうすればいいのでしょうか。

次回はライフスタイルごとのおすすめの共同体感覚の高め方をご紹介していきます。

まとめ

  • アドラー心理学でライフスタイルとは「認知行動パターン」のことをいわれます。それは大きく6つに分けられています。自分のライフスタイルがどれに近いかを知ることで、長所と短所、対人関係で気をつけるべき点が見えやすくなります
  • ライフスタイル特性は無理になくす必要はありませんが、共同体感覚が低いと、対人関係でのトラブルにもつながります。良好な対人関係を築くには、共同体感覚を高めることが大切です
  • 共同体感覚とは、他者の関心事に関心を持つことであり、共同体感覚の高い人は他者のニーズを知り、積極的に貢献していきます。すると貢献をされたほうも、心を開いて応じるようになるでしょう

引用した書籍

アドラー心理学入門 (ベスト新書)

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