10/3(木)レポート 感謝を示して幸福感を高める3つの方法-アドラー心理学に学ぶ 良好な人間関係を築く 勇気づけの方法7

勉強会主催の みなみ です。

今回の勉強会には初めての方4名を含む、8名の方にご参加いただきました。

平日の開催ながら多くの方にご参加いただき、ディスカッションでも皆さん積極的に発言いただき、盛り上がったように感じます^^

来られた方の多くは、

「相手をほめてばかりだと、よく思われたいと相手に思わせ、相手が自らの弱みを見せられなくなる」
「自然と他者貢献ができるようになるにはどうすればいいのか」

など、対人関係で課題に思われていることがあってご参加いただきました。

終了後は、課題への解決の見通しが得られたと言っていただいた方もおられ、少しでもお役に立てたことを嬉しく思います(^^)

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適切に勇気づける方法とは?おさえるべき勇気づけの基本

今回のテーマは、
ブッダとアドラー心理学から学ぶ「良好な対人関­­係を築く“勇気づけの方法”
でした。

アドラー心理学は「勇気の心理学」ともいわれるように、“生きる勇気”を持つことが重要視されています。

勇気があれば、自らの価値を実感できるとともに、他者貢献のための活動を自発的にしていくことができます。

反対に勇気がくじかれていると、自分の価値を感じることができず、他者貢献の活動に踏み出すことが難しくなります。勉強や仕事に打ち込むことができなかったり、放棄してしまったりしますし、他者に貢献するどころか、相手の勇気をくじくようなことさえもしてしまいかねません。

勇気は建設的な行動の源

勇気をくじきあえば、相手との関係が険悪なもの、非建設的なものになり、生きづらさを抱えることになりますね。
お互いが勇気づけあえる関係になれば、とても生きやすい幸せな生活が築けるでしょう。

アドラー心理学の目標である「自立」をお互いがしていくために、精神的に健康に生きていくためには、勇気づけが欠かせないのですね。

では相手を正しく勇気づけるにはどうすればいいのでしょうか?

勇気づけの基本は、「ありがとう」「嬉しい」という感謝や喜びを伝えることです。
感謝や喜びを伝えることで相手は貢献感が得られ、自分の価値を感じることができ、それによってさらに貢献したいという気持ちも高まっていくのですね。

また感謝や喜びを伝えることで、相手の信頼関係も深まっていき、相手の味方になることができます。相手の味方でいることもまた、勇気づけをしていくうえで欠かせないのです(嫌いな人からどんなにいいことを言われても、とてもそれを受け入れようとは思えませんよね)。

そのように感謝や喜びを伝えるには、「ありがとう」「嬉しい」というネタを探しておくことが必要ですね。
何も感じていないのに、感謝や喜びを言うことはできません。

勇気づけになる行為

前回の記事で、相手からどんな貢献をしてもらっているのか、助けてもらっているのかという「恩」を知り、感じることが、勇気づけをしていくときに大切であることを、仏教の観点と、最新の心理学研究からご紹介しました。

前回の記事はこちら

6/1(土)レポート 最新の心理学実験で明らかになった、感謝と幸福の関係-アドラー心理学に学ぶ 良好な人間関係を築く 勇気づけの方法6
勉強会主催の みなみ です。 今回の勉強会には、初めての方2名を含む、5名の方にご参加いただきました^^ 今回のテーマはアドラー心理学の「勇気づけ」...

恩を感じることで、感謝の気持ちを持つことができ、感謝の気持ちが持てると自分を肯定的に評価できるようになり、幸福感が高まる

そうなれば人に対してももっと優しくなることができ、積極的にサポートを申し出ることができるようになるのです。

今回は、感謝を示して幸福感を高める方法をご紹介していきます。

感謝を示して幸福感を高める3つの方法

感謝を示す方法として、カリフォルニア大学の心理学教授 ソニア・リュボミアスキー氏は、3つの方法を勧められています。

それが

  1. 「感謝日記」をつける
  2. 「感謝の訪問」
  3. 「感謝の手紙」を書く

の3つです。

①「感謝日記」をつける

感謝日記をつけるとは、「いまあなたが感謝していること」3つ~5つまでを、思いを巡らして書く、というものです。

日記をつけようと思いを巡らすことで、これまで当たり前だと思っていたけれど決して当たり前ではなかったこと、周囲からの大きな支えやサポートがあったことにも気づいて、より感謝の思いを持つことができるでしょう。

感謝日記をつけるおすすめのタイミングは「就寝前」です。それは、一日の終わりに周囲からよくしてもらっていることに気づくことで、一日全体を肯定することができるからです(一番の盛り上がりと終わりは特に記憶に残りやすいという“ピークエンドの法則”にもとづいています)。

また、頻度としては“週に1度”が最も効果的だといわれています。
頻度が多いほど効果的なのではないか、とも思われるかもしれませんが、頻度が多いと効果は薄れてしまいます。

それは、頻度が多いと「作業」とみなし、感謝の念を持つどころか、億劫さが前面に出てしまうからです。それではせっかくの素晴らしい取り組みも、もったいないことになりますね。

ただ、人によっては毎日でも苦痛など感じず、いつも感謝できるという方もいると思います。自分に合った、適切な頻度も見つけてみてください。

②「感謝の訪問」

「感謝の訪問」は、直接会って、感謝の言葉を伝えることです。

面と向かって感謝を伝えるのはハードルの高さを感じるかもしれません。しかしやはり直接のほうが言われた側はストレートに気持ちが伝わり、嬉しく、感動するでしょう。

思い切ってやってみると、伝えたほうも大きな喜びを得ることができますね。

③「感謝の手紙」を書く

最後は、感謝の手紙を書くことです。

相手からどういう貢献をしてもらったのか、どういうサポートをしてもらって助かっているのか、できるだけ具体的に感謝を綴ってみましょう。

その手紙を相手に手渡したり、送ったりするのがいちばんですが、たとえ相手に渡さなくても幸福度はかなり高まることもわかっています。

どうしても難しいときは渡さなくても大丈夫です。まずは書いてみることをおすすめします。

 

ご紹介したものはいずれも幸福度を高める効果があると実証されています。

これはできそうだ、と思うものからぜひ一度、取り組んでみてください。それが自らの幸福度を高めるとともに、相手を喜ばせること、勇気づけをしていくことになるのです。

次回は、この勇気づけの基本を踏まえたうえで、勇気づけのテクニックをご紹介していきます。

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コンテンツブッダとアドラー心理学レポート
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この記事を書いた人
南 雄一郎

仏教で説かれるブレない“人生の指針”を伝えたいと思い、 心理学や自己啓発を切り口に、都内で仏教と心理学を組み合わせたワークショップを開催しています。

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